昨年末から春にかけて、中国ネットニュースの論調はギスギスしていた。しかし米トランプ政権と何とか折り合いをつけ、4月の全人代を乗り切ってからは、多少毒気が抜けたような印象である。日本に関する話題でも、非難するものから日本の実態を紹介するものへ、変化しつつあるようだ。

そうした記事の中から今回は、「トイレで後ずさり、日本生活の十大『怪』」という記事をピックアップして紹介する。

10位~6位 学校に清掃業者は必要なし

海外メディア,日中関係
(写真=AXL / Shutterstock.com)

10位 自動販売機

街頭の自動販売機は日本の一大特色ともいえるものだ。種類は実に豊富だ。各種ジュース、コーラ、ビール、タバコ、電池、パンスト、雑誌など、自動販売機は日本で最も優秀な販売員というべきである。

9位 箸は料理の取り分けに使わない

中国料理では、周囲の人の取り皿に料理を取り分けることは、ごく普通の箸使いだ。しかし日本では、自分の米飯の上で使うだけである。箸の使いみちは大きく違う。

8位 学校に清掃業者はいない

日本の学校は清掃業者を雇っていない。すべての衛生は生徒たちによって保たれている。下校前に当日の掃除をする掃除当番が決まっているのである。また給食も当番が決まっていて、係の生徒たちが配膳している。

7位 おじぎ

おじぎは日本におけるビジネスシーンにおける基本動作である。一般には45度の深い角度が必要だ。この礼節は、身分や地位の高低にに関わらず、すべての人に必須である。おじぎは相手が視線の範囲から離れたところまで待ってから、やっと元の姿勢に引きもどすのが正しい作法である。

6位 コンビニの前では立ち食い可

日本の公共区域は一般的に飲食禁止である。たとえば通勤電車の中だ。水を一口飲むだけでも礼儀知らずととられることもある。ところがコンビニの前は、黙認される領域であるらしい。よくむしゃむしゃものを食べている。

5位~1位 日本のトイレは驚異