3月期決算銘柄の本決算発表も先月中旬に終わったこともあってアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだとみられます。こうしたなか先日の投資のヒントでは目標株価の引き上げや新たな目標株価の設定を受けて決算発表後に目標株価コンセンサスが大きく上昇した銘柄を取り上げましたが、今回は決算発表後に業績のコンセンサス予想が大きく上昇した銘柄を取り上げてみました。
具体的には営業利益のコンセンサス予想が決算発表前に比べ1割以上上昇した銘柄をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしています。
例えば任天堂 <7974> では決算発表前に比べコンセンサス予想が1割以上上昇し、その結果としてコンセンサス予想が会社予想を9割近く上回る水準となっています。また、スズキ <7269> でもコンセンサス予想が1割余り上昇したことでコンセンサス予想が会社予想を2割近く上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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