不動産投資に興味のある人や既に始めている人なら「メガ大家」という言葉をよく耳にするだろう。世間では所有物件の総額が10億円を超えるような大家のことをいつのまにか「メガ大家」と呼ぶようになっている。そしてこのメガ大家たちの中には苦悩ばかりであまり儲かっていない人がいると言われ始めている。

メガ大家達が増えた背景

大家,不動産投資家
(写真=PR Image Factory / Shutterstock.com)

今メガ大家と呼ばれている不動産投資家のほとんどは、2009年から2013年の間に始めた人が多いと言われている。このころから低金利政策と東京五輪開催決定の影響で一般の人が気付かないうちに不動産投資ブームが始まりつつあったのである。

不動産投資家としての手法が素晴らしいメガ大家も実に多い。しかし一方でこの良きタイミングに乗れたことでメガ大家が増えたという見方も否定できない。銀行の融資も受けやすい属性の多いサラリーマンやコツコツと小さい物件から始めていた主婦などの投資家が一気にメガ大家への階段を上がれる環境が整っていた時期なのである。

融資を活用して資産を増やしているので10億という資産は「純資産」ではない。融資を受けながら節税に効果のある買い増しを続けて増やした10億の資産には、70%から80%に達する借入のあるメガ大家がほとんどだと言われている。

資産10億での実際のキャッシュフロー