プロ野球オールスターがきょう7月14日と15日、「マイナビオールスターゲーム2017」として、ナゴヤドームとZOZOマリンスタジアムで開催される。冠スポンサーは、2008年から三洋電機に代わってオールスターをサポートしてきたマツダの代わりにマイナビとなった。同社は、就職・転職・進学・結婚などの分野の人材広告・情報サービス大手で、19年まで3年の契約とされ、スポンサー料金は数億円と報道されている。

マツダは9年間、オールスターゲームに協賛してきた。スポンサーになってからも2012年まで4期連続赤字を続けるなど、経営は今ほど順調ではなかった。にもかかわらず、「国内で高い注目度を誇るスポーツイベント」として冠スポンサーを継続した功績は大きい。

5期連続赤字でも支えてきたマツダの功績

プロ野球,スポンサー
(画像=マイナビオールスターゲーム2017 Webサイトより)

毎日新聞グループの毎日コミュニケーションズから、2011年に社名を変更したマイナビ。野球以外にも、サッカー、ゴルフ、五輪種目など、スポーツ支援に力を入れている。たとえばサッカーJ1仙台のスポンサーになり、2020年オリンピックの正式種目になったクライミングの若手選手をサポートする「マイナビクライマーズ」を結成している。またゴルフ「マイナビシニア&レディースカップ」を主催、国内男子ゴルフの「マイナビABCチャンピオンシップ」にも特別協賛している。

特別協賛になれば、スポーツ中継での広告看板、広告への選手起用などロゴ露出はじめゲームに関連する収入はある。しかし、スポンサー費用の支出は公表されていないが、通算数十億円になるだろう。

マツダは、広島球団(広島東洋カープ)株式の約34%を保有する筆頭株主だ。親会社がある球団は、親会社が支出した金銭を広告宣伝費として売り上げに計上することができる。マツダは広島球団の親会社でないのに、苦しい財政状況を乗り越えてオールスターを支えてきた。

同社がオールスターのスポンサーであった間、カープは日本一にはなれなかったものの15年ぶりに日本シリーズに進出(2016年)したほか、クライマックスシリーズにも3回進むなど力をつけた。「カープ女子」という言葉が広く知られるようになるなど、ファンも増え、地元経済にも貢献した。

どこがスポンサーであろうと、プロ野球ファンが求めるのは面白く見所のある試合だろう。果たしてことしのオールスターはどんな試合になるのだろうか。ちなみに昨年までの成績はセ・リーグ78勝、パ・リーグ80勝(11分)だ。(長瀬雄壱 フリー ジャーナリスト、元大手通信社記者)

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