人材の採用で不利を感じる中小企業は少なくないです。求人誌や転職・就活サイトなど旧来のやりかたでは、大企業に遅れをとりがちです。時代にあった、先進的な取り組みが必要となっています。近年注目されているのは、SNSを利用した採用活動です。中小企業にとって効果的に採用を行うにあたり必要なものはなにか、そして最後にSNSの具体的な活用方法を説明します。

(写真=garagestock/Shutterstock.com)
(写真=garagestock/Shutterstock.com)

なぜ中小企業が人材採用で不利になるか

中小企業庁の「2017年版 中小企業白書」によれば、人手不足への対応が課題になる企業が多いようです。景気の波や顧客ニーズの変化に伴い、「仕事量の増加」「多用する顧客ニーズへの対応」「新事業・新分野への展開」といった理由で人材を確保したいと答えた企業が40%を超えています。また、40%ほどの企業が「従業員の高齢化」「慢性的な人手不足」もを理由に上げています。

また、採用コストをかけ人材を集めたとしても、なかなか定着しない企業もあります。このような企業の場合は、採用活動の見直しが必要になります。求職者としては、いくら従業員満足度が高く、自分のやりたいことができる企業でも、存在を知らなければ選考を受けることはできません。そのため、多くの人に、企業のありのままの姿を(あるいは知ってもらいたい形で)知ってもらうことが、中小企業における採用活動の鍵をにぎるポイントのひとつといってもよいでしょう。

中小企業は面白い仕事環境を採用

知名度に自信がないと感じる企業が効率的に採用活動を行うには、不特定多数に向けて、企業の個性を押し出しましょう。

自社のビジョンや特徴を訴え、ほかの企業との違いをわかりやすく発信できれば、より多くの人にアピールでき、自社環境にマッチした定着しやすい人材を呼び込むことができます。「ここで働いたら面白そうだ」と思ってもらうことが大事なのです。

Wantedlyを使えば仕事環境をアピールしやすい

人材採用に悩む中小企業に紹介したい採用広報ツールは、Wantedlyです。キャッチフレーズは「『はたらく』を面白く。」企業と働く人をつなげるSNSです。

企業はテンプレートを埋めていくだけで、個性的な募集ページを作ることができます。求職者はあらかじめ入力したプロフィールをもとにエントリーできます。履歴書も不要で気軽です。Facebookでつながることもできます。お互いに理解を深めたうえで選考に進むことができるというわけです。

一般的な求人広告では、掲載までの期間が長く、成功報酬も多額になることが多いです。Wantedlyは、最短で即日掲載することができ、費用は掲載した期間に応じて発生するので、広告自体も費用もコントロールしやすいです。

求人広告のテンプレートは給与や福利厚生などは見やすくなっていますが、そのような表面的なところを見てエントリーする人が多くなりがちです。Wantedlyはビジョンや社風を全面に押し出すため、自社に近い考えや志を持った人が集まりやすいです。

新しい採用の形、可能性を考える

採用にあたりポイントとなるのは、「多くの人に」「自社の特徴を」知ってもらうことです。この2つができれば、多くの優秀な人材を確保でき、採用後に辞められることも少なくなるかもしれません。両者を同時にする方法としては、自社のビジョンや社風などの個性を全面に押し出すことが挙げられます。これを可能にするのがSNSサイトのWantedlyです。給与や福利厚生などのような待遇面も大事ですが、ビジョンや雰囲気をアピールし、共感できる人が選考に進みます。旧来の紙媒体や説明会にはない可能性を秘めています。(提供:ビジネスサポーターズオンライン)

※当記事は2017年6月現在の情報に基づき制作しております。最新の情報は各関連ホームページなどをご参照下さい。