2017年7月28日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ
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現在の為替相場の傾向や相場観
26日(水)に公表されたFOMC声明文は、利上げよりもバランスシート縮小を優先するという、想定よりもややハト派な見方を示した。マーケットでは利上げ時期が先延ばしになるとの憶測から、米金利低下、米ドル安、株高という反応となった。また、新興市場も強く、豪ドルも上値を伸ばしている。
ユーロ/米ドルは約2年ぶりの高値を更新し、一時1.17ドル台後半まで上昇したが、1.18ドルのレジスタンスを前に一旦利益確定により失速した。
現在の為替相場の戦略やスタンス
FRBの利上げ期待後退で米ドルの上値は重い一方、ユーロは変わらず強い。ユーロ/米ドルは底堅い展開が続くと見ているが、ここまでの上昇スピードが速かったため、ここからは調整を入れながら上昇していくだろう。
特にユーロは対円での上昇余地が拡大しており、200週移動平均線のある130.67円付近で一旦抑えられているが、135円へ向け再び上昇する可能性が濃厚。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
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