2017年8月1日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ
)
現在の為替相場の傾向や相場観
先週、ユーロ/米ドルは約2年ぶりに1.17ドル台の高値を更新し、約2年半続いたレンジを上にブレイクした。次のレンジは、1.15~1.25ドルを想定している。
米ドル/円は、機関投資家による買いでなかなか下がらないが、北朝鮮情勢の懸念による下落に警戒が必要だ。北朝鮮の弾道ミサイルは、米国全土が射程圏内になったとの報道も出ているように、想像以上のスピードで開発が進んでいる。米国が北朝鮮への圧力として中国に対し制裁措置を取れば、中国人民元への影響が米ドル/円にも波及するだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ユーロ上昇のメイントレンドがより明確となってきた。対米ドル以外にも、ユーロ/スイスフランでも上昇余地が拡大し、他通貨では豪ドルも上昇傾向にある。
昨日は、月末のフィキシングによるユーロ買いが持ち込まれた模様。ユーロの上昇トレンドが一般の投資家にも認識され始め、投資信託の解約に絡んだ注文も出てきたようだ。ユーロは引き続き買い目線で臨みたい。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「
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