2017年8月2日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ
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現在の為替相場の傾向や相場観
先週28日(金)の夜に北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)が発射された。今回で2度目となるが、今までの北朝鮮のミサイルやロケット発射後と違う点は、今までは報道後、間髪入れずに円買いで反応しその後戻るという流れだったのが、今回は戻りがなかった。そのためリスク警戒感が下がってきているということだろう。これを受けて、ややリスクオフムード。ただ、NYダウがリスクに関係なく上昇を続けているが、こちらも、そろそろどこかで崩れると見ている。明後日4日(金)の米雇用統計までは方向感が出にくいと思われるため、戻り売りが無難だろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米雇用統計に関しては、インフレ認識から雇用者数の変化に関しては反応しづらいと見ており、ポイントは平均時給。平均時給にのみフォーカスされるだろう。そのため、発表された数値が弱ければ年内の利上げ観測も後退し、悪い数字には敏感に反応して下落、という流れを予想している。逆に強い数字であれば、シンプルにドル高方向に向かうだろう。いずれにせよ平均時給が発表後の流れの鍵を握っている。今回は数値発表後の結果に合わせて、素直に流れについて行くマーケットとなるだろう。明後日の米雇用統計に注目したい。
井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
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