中国互聯網絡信息中心は8月、2017年度の「中国互聯網絡発展状況統計報告」を発表した。1997年から半年に一度ずつ発表しているインターネットのレポートで、今回で40回目になる。経済ニュースサイト「界面」が分析記事を載せている。中国ネット界の最新状況を見てみよう。

発展する経済活動

中国経済,ネット業界,界面
(写真=PIXTA)

報告によると、2017年6月、中国のネットユーザー規模は7億5100万人、半年前に比べ1992万人増加した。半年間の伸び率は2.7%だった。ネット普及率は54.3%、こちらは半年前比で1.1%増加した。

また携帯ネットユーザー規模は7億2400万人、半年前に比べ2830万人増加した。ネットユーザー中、携帯を使用している人の割合は96.3%、半年前比1.2%増加している。

今年の上半期、ユーザーのネットを利用した経済活動は不断に上昇を続けた。

ネットショッピング利用者……5億1400万人、半年前比10.2%増
フードデリバリーサービス利用者……2億9500万人 半年前比41.6%増
ネット旅行サービス利用者……3億3400万人 半年前比11.5%増
ネット金融口座数……1億2600万人 半年前比27.5%増
ネット決済口座数……5億1100万人 半年前比7.7%増

またネット教育利用者は1億4400万人、配車サービス利用者は、タクシー2億7800万人と専業車2億1700万人、シュエサイクル利用者1億600万人、ネットゲーム利用者 4億2200万人 などとなっている。

ネットユーザーの傾向

ネットユーザーの年齢別構成を見てみよう。

10歳以下 3.1%/10~19歳 19.4%/20~29歳 29.7%/30~39歳 23.0%/40~49歳 14.1%/50~59歳 5.8%/60歳以上 4.8%である。

10~39歳で全体の72.1%である。しかし半年前に比べて構成比を伸ばしたのは40歳以上の中高年層だった。この年齢層合計で1.7%伸び、浸透が継続している。

職業別では次のような順になっている。

学生 24.8%/独立自由業 20.9%/会社員 12.0%/技術者 6.7%/サービス業従事者 4.7%/工業従事者 3.6%/公務員 3.4%/企業管理職 2.4%

また1週間当たりの利用時間は26.5時間で、これは2013年以来ほとんど変わっていない。

検索、ニュース、SNS

2017年6月、検索エンジンの登録利用者は6億900万人、使用率は81.1%だった。半年前比では707万人、使用率は1.2%増加した。

ネットニュースの登録利用者は6億2500万人 半年前比1.7%、動画配信サービス登録利用者は5億6500万人 半年前比3.7%、音楽配信サービス登録利用者は5億2400万人 半年前比4.0%、それぞれ増加している。

主なSNSの使用率は、微信84.3%/QQ空間 65.8%/微博 38.7%/その他は一桁――となっている。微信とQQ空間を運営しているのはテンセント社で、これが同社の強みの源泉になっている。なお微博は新浪の運営である。

これらの数字は国家統計局の発表データなどより、はるかに中国社会の現実と変化のスピードを表している。とくに増加率の高いフードデリバリーサービス、ネット金融の今後には注目である。中でも前者は中国人の食事スタイルを変えるかもしれない。会食重視の中国文化そのものにまで変更を加える可能性もある。(高野悠介、中国貿易コンサルタント)

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