2017年8月10日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

米ドル/円は引き続き、夏枯れ相場も手伝って方向感の出にくい動きとなりさそうだ。北朝鮮問題を「有事」と考えると、ここで円買いはしない。そのため円売りで膨らんだポジションを閉じ、同時にドル売りも閉じるとドル高となることが原因で109円台は下げ渋る。そして111円台は重いという現象。この動きが少なくとも明日の米消費者物価指数の発表までは続きそうだ。もし、米消費者物価指数が予想通りだった場合は、再来週のジャクソンホールくらいまでは続くかもしれない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

一方で北朝鮮問題はテールリスクとして意識はしておかなければならないため、こうした背景でポジションが圧縮され、ユーロ/米ドルは押し目買いのチャンスだと思われる。長い間のBOX相場でレジスタンスとなっていた1.16~1.17ドルラインが今サポートに変わりつつあるため、1.20ドルに向けた上昇が見込まれる。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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