朝、メールを開いてみると、未読メールがズラリ。この光景を目の当たりにして、うんざりした経験があなたにもないだろうか。処理しても処理しても、終わりのないメール対応。下手をすると「午前中はメール処理だけで終わっている」という人もいるのではないだろうか。
こうなってくると、「何とか一刻も早くメールを処理する方法はないものか?」といったことを考える人も多いだろう。最近は、本屋などで「メール術」といった言葉をしばしば見かける。中には「メール処理の仕方からその人の仕事ぶりまでわかる」と言う人もいるが、実際のところはどうなのだろうか。
多くの人は処理しきれないメールを前に「敗北感を感じている」
僭越ながら、この趣旨の執筆依頼が私に来たということは、上記のイメージに照らせば、筆者のメールボックスはいつも「未読メールなど1件もない」状態でなければいけないかもしれない。だが実のところ、筆者はここ数年以上にわたり、未読メールがゼロになるまでの処理を行なった試しがない。
おそらく世の中には、未読メールが処理しきれないことに対して後ろめたさを感じている人や、重荷に思っている人もいるのではないだろうか。その思い込みを払拭していただくためにも、ここで筆者なりのメール術を公開してみようと思う。