ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」の運営等を手掛けるトラストバンクは、東京在住者を対象に「地方移住に関する意識調査」を行い、その結果を公表した。回答者の2人に1人は地方移住に関心があるとしており、地方移住に前向きな人が多いという結果となった。また、人気の移住先では「自然が豊か」という点がポイントとなっているようだ。
20代は地方移住に積極的?
調査は6月26日~29日にインターネット上で行われ、東京都在住の20歳以上の男女1115名から回答を得た。
地方移住への関心について聞いたところ、「関心はあるが具体的には検討していない」(34.9%)、「現在検討している」(9.6%)、「既に地方移住することを決めている」(4.0%)となっており、「関心がある」人の合計は48.5%と半数に上る事が分かった。
また、地方移住に関心がある人に具体的な移住時期を聞いたところ、「特に時期は検討していない」が48.1%と半数近くを占めた。一方、「今後1年以内」は6.3%、「今後5年以内」は15.7%となっており、約2割の移住希望者は近い時期での地方移住を検討しているようである。
特に若い世代が地方移住に関心を持っているようだ。20代では「既に地方移住することを決めている」と答えた人が10.1%となっており、次に高い30代の5.9%や全体の4.0%を大きく上回った。地方移住の時期についても、20代は「今後1年以内」が17.2%、「今後5年以内」が23.8%となっており、全年代で最も高い割合となっている。若い世代はインターネットを活用した自由な働き方を志向する人も多い。地方移住では働き口の問題がネックとなるが、インターネットを活用した働き方の広がっている事で、若い世代が地方移住への関心を高めている可能性もある。