不動産情報サービスのアットホームは、首都圏で夫婦と子供2人の家族4人で暮らす男女628名に「4人家族が幸せに暮らす」ための住まいの条件などを調査し、その結果を公表した。調査の中で「少なくとも必要な家の広さは」という項目では、平均89平方メートル(約27坪)となり、「少なくとも必要なリビングの広さは」という項目では、平均12.2畳という結果となった。

また、「少なくとも必要だと思う間取りは」という項目では4LDKが最も多く、次いで3LDKという結果となった。

上述からの3つの項目の結果をもとに、その他の部屋の広さもシュミレーションして4人家族が幸せに暮らす住まいのスタンダードな部屋の広さを想定してみよう。

和室を含めた4LDKの間取りの場合に想定される部屋の広さ

少なくとも必要と思う間取りで多かった4LDK(40.8%)は、家族4人で暮らす場合なら、和室などのユーティリティな部屋を設けた間取りが想定され、夫婦寝室、子供室2つ、和室(書斎など)とLDKで4LDKとなる。

少なくとも必要な家の広さの「平均89平方メートル(約27坪)」と必要なリビング(ダイニング含む)の広さの「平均12.2畳」を4LDKの間取りで仮想する各部屋の広さは、リビング・ダイニング12畳(6坪)、キッチン5畳(2.5坪)、夫婦寝室6畳(3坪)、子供室①6畳(3坪)、子供室②6畳(3坪)、和室(書斎など)6畳(3坪)、浴室2畳(1坪)、洗面脱衣・トイレ4畳(2坪)、クローゼット収納3畳(1.5坪)、玄関・廊下等4畳(2坪)で合計89平方メートル(27坪)と考えられる。

上述は戸建ではなくマンションを想定したシュミレーションであるため、戸建で上階がある場合は階段スペースも発生するため、個々の部屋の広さは変わってくるが、個室の広さをみても、過不足のない現実的な広さが配置できていると言えるだろう。

【保存版】2019年、知らないと損する「お金のはなし」
相続対策に失敗した「元富裕層」の悲惨な末路

スタンダードな3LDKの間取りの場合に想定される部屋の広さ

少なくとも必要と思う間取りで次いで多かった3LDK(33.6%)は、家族4人で暮らす場合なら、想定される部屋は、夫婦寝室、子供室2つとLDKで3LDKとなる。

4LDKの場合と同じように、「平均89平方メートル(27坪)」とリビング(ダイニング含む)「平均12.2畳」を3LDKの間取りで仮想してみると、リビング・ダイニング16畳(8坪)、キッチン5畳(2.5坪)、夫婦寝室8畳(4坪)、子供室①6畳(3坪)、子供室②6畳(3坪)、浴室2畳(1坪)、洗面脱衣・トイレ4畳(2坪)、クローゼット収納3畳(1.5坪)、玄関・廊下等4畳(2坪)で合計89平方メートル(27坪)と考えられる。

3LDKの場合なら、LDKや夫婦寝室にさらにゆとりが生まれ、特にLDKを合わせて20畳を超える空間も可能になることが想定され、家族4人での暮らしに十分な生活空間であると言えるだろう。

実は実際の居住も同じ広さに住んでいた!

調査で答えた30代から50代の男女が実際に居住している間取りの調査をしたところ、「4LDK」が40.0%、「3LDK」が38.5%と、「4人家族が幸せに暮らすために少なくとも必要な間取り」の結果とほぼ変わらない結果になっている。

また、実際に居住している家の広さの調査では、平均が90.7平方メートル(約27.5坪)とこちらも「少なくとも必要な家の広さ89平方メートル(約27坪)」とほぼ変わらない結果となった。

今回の調査では、4人家族が幸せに暮らす家の広さは、89平方メートル(約27坪)となったこと、また実際に居住している広さもほぼ同じ結果であることから、90平方メートル前後の広さの家なら満足度の高い住宅として感じている世帯が多いということが言えるだろう。これから住まいを検討しようとしているなら、参考にしてみてはいかがだろうか。(ZUU online編集部)

【保存版】2019年、知らないと損する「お金のはなし」
相続対策に失敗した「元富裕層」の悲惨な末路