2017年8月30日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

夏季休暇中の米議会が9月初旬から再開するが、9月末に期限を迎える債務上限問題の紛糾が予想され、米国株と米ドルは上値の重い展開となりそうだ。

昨日は北朝鮮のミサイル発射報道を受け、米ドル/円は108円台前半まで急落する場面があった。しかし、108円台は本邦機関投資家による買いで底堅く、NY市場では110円手前まで急反発した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は、今年3月から108円~115.50円のレンジ内で上下しており、米議会が再開する9月には、このレンジを下にブレイクする可能性が高いと見ている。

債務上限の引き上げ法案をはじめ、米議会での経済政策遂行の行方に注目しながら、米ドルは戻りを売っていきたい。

ただし、北朝鮮問題による乱高下に巻き込まれないよう注意が必要だ。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「 西原宏一のヘッジファンドの思惑 」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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