2017年8月31日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊 飼いのFXブログ ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

北朝鮮のミサイル報道を受け、米ドル/円は8月29日(火)に大きく下落したが108.26円付近で下げ止まったことで、現在は下値を確認した状態となっている。北朝鮮問題に関しては、好転こそしていないものの、北朝鮮の強硬姿勢はブラフという見方が強く、そういう意味では楽観視されている。8月に発表された米経済指標結果もおおむね良好で、12月の利上げはこれ以降のインフレ動向次第となるだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

アメリカと北朝鮮の間で軍事衝突などが起きない限りは、米ドル/円は上昇傾向とみている。108円と115円の半値となる50%ラインが111.50円となることから、この後は111.50円を目指して戻っていく流れを予想。インフレ動向次第では112円台の回復も視野に入れている。ただし、明日の雇用統計前後は注意しつつ、結果確認後の参戦が得策。来週以降に期待したい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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