2017年9月15日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

昨日BOE(英中央銀行)は、コンセンサス通り政策金利を据え置いたが、その後の声明文では、今後数カ月で金融緩和の巻き戻しと利上げの可能性に言及したことで、英ポンド買いが優勢となった。金利先物のOIS(Overnight Index Swap)市場では、利上げの織り込み度は、11月2日で50.0%、12月14日で65.6%と上昇している。

そして今朝は、北朝鮮のミサイル発射を受け、リスクオフの動きが強まり、一時円買いが加速。米ドル/円は109円台中盤まで下落する場面もあったが、すぐに110円台まで反発した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

BOEの利上げ期待を背景に、引き続き英ポンドは堅調に推移すると予測している。

また、先週107円台まで下落して底固めした米ドル/円の下値も限定的だろう。

上昇が期待される英ポンドと、底堅い米ドル/円から、英ポンド/円の押し目は買っていきたい。

本日、金曜日に北朝鮮がミサイルを発射したことで、週末の警戒感は薄まったが、念のため週越えのポジションリスクは抑えておきたい。週明けに米ドル/円、クロス円が円高でスタートすれば、押し目買いの好機となるだろう。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「 西原宏一のヘッジファンドの思惑 」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

【編集部のオススメ記事】
「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)