2017年9月19日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

先週15日(金)の北朝鮮のミサイル発射を受け、米ドル/円は109.51円付近まで下落したが、逆にそこまでしか下がらなかった。そしてその12時間後には111.33円付近まで上昇。111.05円付近のレジスタンスも優に超えたため、この流れを見ると、下方向で見ていた相場観を切り替えざるを得ない状況になってきた。

現在、米ドル/円は、日足チャートでのローソク足がちょうど一目均衡表の雲の上限に差し掛かっている。雲を抜けるかどうかに注目し、抜けたら次のターゲットは200日移動平均線を超えるかどうか。今週は、上値がどこまで伸びるかを確認する週となりそうだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

向こう1週間の米ドル/円の予想レンジとしては、下は109.50円から上は113.00円。レジスタンスポイントを全て抜いてきているので、レベル感でショートするのは危険。方向的には上で考え、押し目買いをしては小まめに利食うという買いを回転させるスタンスで臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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