2017年9月26日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ
※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
ユーロと英ポンドの上昇に加え、FOMCでのタカ派発言を受けてクロス円が堅調だったが、北朝鮮情勢の影響で今週は相場の予測が難しい。中長期目線では大きな影響はないと思われるが、事態はキューバ危機より深刻だ。
日本では来月、衆議院選挙を控えているが、北朝鮮リスクを考えると、選挙前の株買い、米ドル/円買いを期待するというのは楽観的すぎる。仮に上がったとしても、コンセンサス通り自民党が勝利すれば、大きな政策の変更がないという理由で、選挙後は利食い売りで反落するだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
北朝鮮は、日本の選挙に影響を与える目的や、日本政府の本気度を試すため、日本近海に着弾するようなミサイルを打ってくる可能性もある。引き続き北朝鮮を巡るヘッドラインには注意が必要だ。
今週は、中銀関係者の発言が複数予定されているが、中でも注目は明日のポロズBOC(カナダ中銀)総裁の発言。このところのカナダドル高に対する言及があれば、カナダドル高が一服するかもしれない。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
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