2017年9月26日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

米ドル/円は、107円~109円台で本邦の生保と年金、そして短期の米系の買いが入り、200日移動平均線を上に抜けて、売りから買いに切り替わったと思われた。

今週はどこまで上昇するかを確認する週になると考えていたが、北朝鮮の宣戦布告とも取れる発言を受けてその前提が覆った。再び北朝鮮情勢への警戒感が増したことで、カウンターパンチを浴びたディーラーも多かっただろう。米ドル/円の上値は余計に重くなった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

北朝鮮問題に進展がないという前提で、基本は米ドル/円の戻り売りスタンス。90日移動平均線と一目均衡表の雲の下限の位置から、110.25円が底堅いだろう。112円台は売りで入り、利確のターゲットは110.50~111円付近。十分に引きつけて売った後は、利食いも確実に行いたい。

リスクオフに対する警戒を怠らず、仮に北朝鮮問題が解決した場合の反発も想定して、必ずストップロスを置いておこう。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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