不動産投資というと、ちょっと敷居が高いと思っている人は少なくありません。しかし、低金利や比較的好調な経済情勢を背景に、普通のサラリーマンでも不動産投資に乗り出す人が増えています。そんなサラリーマンたちの声をもとに不動産投資を始めた理由と、始めて良かったことを挙げてみました。
不動産投資を始めた理由5選、将来の不安が大きい
右肩上がりの経済成長はもはや望み薄、さらに超高齢化社会は目の前に迫っています。働く世代の負担は増すばかりのうえ、将来頼らざるを得ない年金については不安がつきまといます。
サラリーマンが不動産投資を始めた理由で最も多いのが、老後を含めた将来の不安です。こうした理由を探っていくとサラリーマンの持つメリット、デメリットも併せて感じ取ることができそうです。
不動産投資を始めた理由は次の5つです。
1. 老後や将来の不安
2. リスクとリターンのバランスがいい
3. 安定した家賃収入が得られる
4. 無理なく取り組める副業
5. 銀行の信用がある
内閣府の「平成28年版高齢社会白書」によると、「老後の備えとして貯蓄や資産が足りない」と答えた高齢者は、日本では57.0%でした。アメリカでは24.9%、ドイツでは18.0%となっており、日本が突出して老後の不安が大きいことを示しています。
不動産投資はリスクとリターンのバランスがいい
それでは、資産を増やすために何らかの対策を取っているかというと、それほどでもなく、日本FP協会
の「第2弾 全国20歳以上の男女1200人に聞いた『老後とお金の調査結果』」によると、老後の生活資金について「なにも準備していない」と答えた人は全体の3割近くもいたのです。
こうした不安をできるだけ解消するため、貯蓄や投資を考えている人もいますが、「金融商品は知識が必要で、面倒」「投資自体が不安」という声も聞かれます。これに対し不動産投資は、長期的な視点で考えれば「リスクとリターンのバランスがいい投資」なのです。
不動産投資は、FX取引などのハイリスク商品と違い、大きな利益は期待できませんが「安定した家賃収入が得られる可能性がある」というメリットがあります。サラリーマンにとっても「無理なく取り組める副業」になりつつあります。面倒な管理などは管理会社に任せることができるので、本業を圧迫しません。
サラリーマンとして、堅実な勤務実績があり、勤続年数も長ければ、それが「信用」という財産になり、ローンなども組みやすくなります。これが他の職業と大きく違うことでしょう。