2018年1月から「つみたてNISA」がスタートする。長期投資による資産形成を日本に定着させたいと考える、森 金融庁長官の肝入りの制度だ。しかし、現行のNISA(少額投資非課税制度)との違いが分かりにくいとの声も多い。つみたてNISAとはどのような制度で、どのような人に向いているのだろうか。

つみたてNISAとは?

つみたてNISA
(写真=PIXTA)

つみたてNISAは、分配金や運用益が非課税であることは現行のNISAと同じだが、継続的に少額ずつ買い付ける「積み立て」を前提にした制度という点が大きく異る。また、非課税となる期間が最長20年と長期に渡ることが特徴的だ。

投資の流れはこうだ。まず、つみたてNISAの口座を開設する。次に購入する商品を選択し、毎月積み立てる掛金を設定すれば、その後は自動的に口座から引き落とされる。掛金の金額や投資商品の見直しはいつでも可能なので、運用状況や投資枠を見ながら調整すると良い。

従来のNISAとの比較