本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」(高橋真麻出演)からお届け。

「ビットコインが値上がりしている」というニュースは誰もが聞いたことがあるだろう。ビットコインはわずか2年で価格は10倍近くになった。10万円が2年で100万円になると考えれば、そのすごさが分かる。

ビットコインなどは「フィンテック」のジャンルといわれ、この言葉もここ数年、新聞などで取り上げられることが増えた。どうしても「難しそう」「自分には関係ない」と思われがちだが、フィンテックは難しいものでも縁遠いものでもない。

たとえば買い物の際にスマホで支払いをしたり、家計簿アプリで銀行の残高が分かるようにしたりといった生活に身近なサービスも「フィンテック」なのだ。

スマホ見すぎでブスになる? 便利なアプリも使い方を考えて

FP風呂内亜矢さん©BSジャパン
FP風呂内亜矢さん©BSジャパン

ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが番組で紹介するのが家計簿アプリの「マネーフォワード」。「クラウド家計簿」と呼ばれるサービスの一種で、銀行口座やクレジットカード情報をひもづけておくことで、いちいち銀行やカードのオンライン口座にログインしなくて済む。現金払いをした場合はレシートを撮影することで自動的に仕訳してくれる。

これは、手書きの家計簿がデジタルになっただけではない。自動的にグラフにしてくれるため、自分が何にお金を多く使っているかが直感的に分かるし、家計診断までしてくれるという。理想の家計金額がグラフ化、ビジュアル化されるのだ。

フィンテックが浸透しつつある理由の一つは、スマホが高機能化していることがある。いまや手放せなくなったスマホ。紹介された記事によれば、ビジネスパーソンの23%がスマホ依存症で、予備軍も入れれば90%に上るという。

中でも女性が気にしておきたいのが「スマホブス」という言葉。スマホをずっと見ていると目線が下に落ち、顔も下を向くと重力に負けて顔がたるみ、老け顔になるという。科学的根拠や真偽のほどはさておき、「スマホを見すぎだなぁ」と思う人は気をつけたい。

フィンテックに限らずスマホには便利なサービスやアプリはあるが、何にせよ使いすぎはよくない。ちなみに番組では「スマホの使いすぎを止めるスマホアプリ」が紹介されていた。アイロニカルではあるが面白いサービスといえないだろうか?

部下を叱ったらすぐフォロー これっていいの?悪いの?

小高千枝さん©BSジャパン
心理カウンセラー小高千枝さん©BSジャパン

笑いながら手をたたく。揺れるアクセサリーをつける--。こんな何気ない仕草や行為が、他人に不快感を与えたり、商談を失敗に終わらせたりしているかもしれない。

そう指摘するのが番組後半に登場する心理カウンセラーの小高千枝さん。「笑いながら手を打つ」という行為は、「注目して欲しいという承認欲求の現われ」であり、「揺れるアクセサリーをつける」ことは、相手の注意をアクセサリーに向けてしまうため、「自分に集中して欲しくない」という意味を発してしまうのだとか。

そんな小高さんが「働く女性がしがちな行動」として諌めるのが、「叱った後にすぐ褒める」というもの。叱られた相手が、すぐに「叱られた」という認識が生まれている時に褒められると混乱してしまうのだとか。叱ったらフォローを入れたくなるが、たとえば数日など時間をおく必要があるという。

そんな小高さんは、カウンセリングや心理療法などのアプローチでこれまで8500人の力になってきた。その際に用いる方法の一つが、「気持ちのビジュアル化」だ。心の中という目に見えないものを言葉にすると、「大して悩んでなかったと気づくこともある」という。心の中を絵にする絵画療法もあるが、言葉や絵という形にすることで気づくことがあるのだ。

お金の悩みも心の悩みも、ビジュアル化が解消に向けた第一歩なのかもしれない。(ZUU online編集部)

『お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学~』
放送時間:BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分~深夜0時00分
出演:高橋真麻ほか
番組HP: http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/

【過去記事】
・節約の落とし穴に落ちないために FP風呂内さん、元五輪コーチ登場(10/5放送)

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