経済的な進歩ではなく生活の質の向上など、人間としての社会的進歩を評価した「社会進歩指数」 で、世界128カ国・地域中、日本は3ランク落ちて17位となった。先進国としては順位が高いとはいえないが、アジア圏では9位のオーストラリアに次ぐランク。1~3位がデンマーク、フィンランド、アイスランドとなるなど、上位には欧州が並んだ。
米国の非営利団体ソーシャル・プログレス・インペラティブが、「人間の基本的要求(健康・医療・安全など)」や「幸福の基盤(基本的知識や情報へのアクセスなど)」「機会(個人の権利や自由、選択など)」の3つの主要指針に基づいて評価した。GDPなどの経済指標を取り入れておらず、社会の進歩を測定している点が、ほかの幸福度や発展度を評価した指数と異なる。
社会的に進歩している20カ国・地域とスコア
20位 ポルトガル 85.44
19位 フランス 85.92
18位 米国 86.43
17位 日本 86.44
16位 スペイン 86.96
15位 ベルギー 87.15
14位 オーストリア 87.98
13位 ドイツ 88.50
12位 英国 88.73
11位 アイルランド 88.91
9位 ニュージーランド 89.30
9位 オーストラリア 89.30
8位 スウェーデン 89.66
7位 オランダ 89.82
6位 カナダ 89.84
5位 スイス 90.10
3位 ノルウェー 90.27
3位 アイスランド 90.27
2位 フィンランド 90.53
1位 デンマーク 90.57