海外移住希望者が「どこの国へ移住したいか」の第1位は観光としても人気の高い「ハワイ」、2位は「マレーシア」が続く結果となった。この調査は不動産関連の比較調査サイト「スマイスター」を運営するシースタイルが、「海外移住」の経験や関心度、「移住時に自宅をどうするか」について調査し、その結果を公表したもの。「海外移住する時、自宅はどうするか」を聞いたところ、海外移住者の3人に1人が自宅を売却、5人に1人が賃貸する想定をしているという結果となり、半数以上が早期の換金意識があることが明らかとなった。

海外移住地の人気はハワイ、次いでマレーシア、タイ、シンガポール等上位はアジア系

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(写真=PIXTA)

調査はスマイスターを利用した20代以上の男女439人を対象に行われた。「どこの国へ移住したいか」を聞いたところ第1位は「ハワイ」で24.1%と最も人気が高く、次いで「マレーシア」の13%、「オーストラリア」と「タイ」が各8%、「シンガポール」が7.4%、「フィリピン」が6.8%とアジア地域が2位以下の上位に挙がる結果となった。

それぞれの国を選んだ理由としては、「ハワイ」を選んだ人の46.2%は「好きな場所」と回答しており、リゾート地としての人気の高さがそのまま反映されていることが明らかとなった。また、「マレーシア」を選んだ人の52.4%は「生活コストが安い」と回答、マレーシアは11年連続でロングステイ希望国1位であり、物価も日本と比べて安いため、人気の高まりが反映されている。オーストラリアを選んだ人の61.5%は「自然豊かな場所」などの理由で人気が高い結果となった。

「海外移住したい理由」を聞いたところ、「老後」と答えた人が最も多く30.9%となり、次いで「好きな場所」が30.2%、「過去に訪れて良かった」が24.7%と続き、老後には比較的生活コストが安い国へ移住したいという希望をもっている人が多い。また、海外旅行などで訪れた時に、旅行中の満足度が高かった国へ移住したいという希望もあるようだ。

海外移住する時に自宅は?3人に1人が自宅を売却、5人に1人が賃貸を想定

海外移住希望者の「現在の住居形態」を聞いたところ、「持ち家」と答えた人は67.9%となり、「持ち家」と答えた人に「海外移住する時、自宅はどうするか?」を聞いたところ、「売却する」が36.4%と最も多く、次いで「子どもが住む」が28.2%、「賃貸に出す」が18.2%と続いている。

持ち家の人の3人に1人は自宅の「売却」を想定し、5人に1人は自宅を「賃貸」することを想定していることが明らかとなり、持ち家の人の全体では半数以上が自宅を早期に換金したいと考えているようだ。

もし、海外移住の機会が訪れるとしたら、親や子供などの身近な家族に管理をしてもらう以外は空き家となるが、そのままでは不安が大きい。自然災害などの多い近年では、どのような被害を被るか予測がつかない面がある。そういったケースの場合は、売却での処分をするか、不動産会社の管理での賃貸にするほうが安心できるということもあるのではないだろうか。

また、老後の海外移住でマレーシアやタイなど生活コストが安いと言われる国を選んだとしても、収入面での不安がまったくないということもないだろう。そういったことからも、早期の換金などによって「ゆとり」を確保しておくということも大切である。しかし、もし途中で移住をやめて帰国する事情ができた場合、売却の場合は国内の不動産が無くなるというリスクがあることは注意しておきたい。(岩野愛弓 宅地建物取引士、住宅専門ライター)

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