10月30日~11月2日の東京株式市場は続伸した。日経平均株価は週間ベースで8週連続の上昇となった。為替市場で円安が進んだほか、米株式市場でダウ工業株30種平均が史上最高値を更新したことも追い風となっている。

東証1部「月間値上がり率」ランキング

双信電機,株価
(写真=Thinkstock/Getty Images)

それでは、今回は10月の「月間値上がり率」ランキングを見ていこう。

(1)双信電機 <6938> 966円 +113.25% 7246万2900株
(2)豊和工業 <6203> 1839円 +84.82% 8639万2200株
(3)ミタチ産業 <3321> 1615円 +77.47% 902万8400株
(4)DDホールディングス <3073> 4360円 +71.99% 306万1600株
(5)北の達人コーポレーション <2930> 1005円 +68.77% 2346万7900株
(6)エス・サイエンス <5721> 124円 +56.96% 1億2061万0株
(7)ジューテックホールディングス <3157> 1732円 +44.82% 165万5300株
(8)住石ホールディングス <1514> 165円 +44.74% 6億3681万1400株
(9)モリテック スチール <5986> 648円 +43.36% 4672万1600株
(10)やまや <9994> 2382円 +42.55% 118万8500株
※銘柄、証券コード、株価、上昇率、10月の月間出来高の順。10月31日現在。

10月の東証1部は総じて上昇ムードを強めたが、その中でも「値上がり率」で飛び抜けていたのは中小型株だった。とりわけ業績予想を上方修正した銘柄が目立つ。業種別では卸売業と小売業が各2銘柄、その他は電気機器、機械、非鉄金属、鉱業、金属製品、食料品が各1銘柄となっている。

双信電機、防衛関連株として人気化する

今回は上記ランキングから双信電機、ミタチ産業、やまやを取りあげる。

双信電機はノイズ除去フィルターを主力とする電子部品メーカー。発行済み株式の4割強を日本ガイシ <5333> が保有している。

双信電機は「防衛関連株」として人気化した。北朝鮮が9月に高高度の上空での核爆発による強い電磁波で電子機器などを破壊する「EMP(電磁パルス)攻撃」について言及していたこともあり、電磁波を防ぐフィルターを手掛ける双信電機に投資家の関心が集まった。

なお、双信電機はEV(電気自動車)用ノイズフィルターも手掛けていることから「EV関連株」としても注目されやすい傾向にあるようだ。

ミタチ産業、自動車関連やEMSが好調

ミタチ産業は電子部品や液晶を取り扱う専門商社。主に自動車分野と、パチンコ向けなどアミューズメント分野に携わっている。

9月29日、ミタチ産業は業績予想修正を発表した。2017年11月中間連結業績予想は売上高220億円(従来予想190億円)、営業利益8億4000万円(同5億1000万円)、純利益6億3000万円(同3億7000万円)にそれぞれ引き上げ、通期予想も上方修正した。

上方修正の理由について同社は「自動車関連分野の半導体販売および昨年8月より獲得したEMS(電子機器受託製造サービス)の売上が堅調に推移しており、また、アミューズメント分野ならびに産業機械関連分野の販売が需要回復を受けて堅調に推移している」としている。

なお、同社は配当予想についても、中間と期末をそれぞれ13円(従来予想12円)に引き上げている。こうした一連の発表を受けて、ミタチ産業株の月間値上がり率は+77.47%に達し、今回のランキングで3位となった。

やまや、業績予想修正を好感

やまやは宮城県仙台市に本社を置く酒類販売店。地盤とする東北地方をはじめ、全国で329店舗を展開している。

10月20日、やまやは業績予想修正を行い、2017年9月中間の営業利益予想を31億5000万円(従来予想21億円)、純利益予想を13億5000万円(同6億5000万円)にそれぞれ引き上げた。同時に9月中間の配当予想も20円(従来予想19円)に引き上げている。こうした動きにも後押しされて今回のランキングで10位に入っている。(ZUU online 編集部)

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