知りたくても中々聞く機会のないへそくり事情であるが、あおぞら銀行 <8304> が「いい夫婦の日」の日に先立って発表した「シニアのリアル調査」(2017)では、シニア夫婦のへそくり事情が明らかとなっている。へそくりをしている人は、全体の43%に上り、へそくり額は男女で大きな差がついているようだ。
平均へそくり額は99万円 中には1000万円超えも
11月15日、あおぞら銀行は22日の「いい夫婦の日」に先立ち、「シニアのリアル調査」(2017)を発表した。全国の55~74歳のシニア世代を対象に6月14~16日にかけてインターネット調査を実施し、2070人から回答を得た。
シニア夫婦のへそくりの実態について、まずへそくりの有無を聞いたところ、全体の43.7%が「ある」と回答している。「ある」の比率を男女別に見ると、男性の41.9%に対し、女性は45.5%となり、女性の方が僅かに上回った。
次に、気になるへそくり額であるが、全体の平均は99万円となった。金額帯で見ると、「100~500万円未満」が12.1%で最多となり、「10~50万円未満」が10.2%でそれに続いた。中には「1000万円以上」と答えた人も3.5%おり、へそくり額の偏差は大きいようだ。
へそくり額については、男女別で大きな差が見られた。男性のへそくり額は平均で58万円に対し、女性は138万円となり、男女で2倍以上の差が付く結果となった。前年と比較しても、男性は前年比9万円減となっているのに対し、女性は前年比6万円増となっており、その差は更に開いている。女性の方がへそくりを多く蓄えているという傾向が明らかとなっている。
理想のへそくり額についても尋ねたところ、全体の平均は247万円だった。こちらも男女別で差が大きく、男性の160万円に対し、女性は330万円となっている。男女共に、現状より多くのへそくりを貯めたいという考えがあるようだ。