「ふるさと納税に関する調査」を行ったところ、「ふるさと納税を知っているが未経験」と答えた人が76.9%にのぼることが分かった。

調査はふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンクが行った。調査対象者はふるさと納税を知っている全国の20歳以上の男女1128人。

「ふるさと納税未経験」76.9%

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(画像=PIXTA)

「ふるさと納税をしたことがあるか」との質問をしたところ、「はい」22.9%、「いいえ」76.9%、「答えたくない」0.3%という結果だった。

「いいえ」と回答した人を年代別で見てみると、20~30代では7割程度(「20代」72.1%、「30代」71.3%)であるのに対し、50~60代では8割を超えている(「50代」82.0%、60代「82.6%」)ことが分かった。

理由のトップは「返礼品」

「ふるさと納税をしたことがある」と答えた人たちの利用する理由を見ていこう。回答の多い順にランキング形式で紹介する。

ふるさと納税を利用する理由

1位 「返礼品がもらえるから」61.2%
2位 「住民税が控除されるから」47.3%
3位 「被災地支援ができるから」32.9%
4位 「自分や家族の生まれ故郷に貢献できるから」29.5%
4位 「思い入れのある地域に貢献できるから」29.5%
6位 「税金の使い道を自分で選べるから」25.2%
7位 「観光等で訪れた地域を応援したいから」16.3%

「返礼品がもらえるから」との回答が6割を超え最多となった。さまざまなメディアでも返礼品について頻繁に紹介されており、魅力を感じる人も多いのだろう。次いで「住民税が控除されるから」。税金控除を理由に挙げる人が半数近くいることが分かった。

以上は全年代の集計結果だが、20代に絞った結果を紹介しよう。いくつかピックアップしてみると、「返礼品がもらえるから」49.2%(全体61.2%)、「被災地支援ができるから」45.9%(全体32.9%)、「自分や家族の生まれ故郷に貢献できるから」44.3%(全体29.5%)となっている。この結果から、20代では全体平均に比べて返礼品への興味はそれほど高くなく、被災地支援や故郷への貢献に関して意識が高いことがうかがえる。

3割以上が趣旨を知らない

続いて調査では、「ふるさと納税の制度は“地域間の税の格差”を是正するために始まったことを知っているか」と制度の趣旨について質問している。回答は「はい」65.2%、「いいえ」34.8%となり、3割超が趣旨を知らないことが分かった。

20代では42.7%が「いいえ」と答えており趣旨を知らない人の割合が高いが、年齢が上がるにつれ「はい」(趣旨を知っている)の回答が増える傾向にあった。

GCF「利用してみたい」が5割超

調査では、政府(自治体)が行うクラウドファンディングである「ガバメントクラウドファンディング」についても聞いている。

「ふるさと納税には、自治体が使い道を明確にして寄附金を広く募る“ガバメントクラウドファンディング”という仕組みがあることを知っているか」の問いでは、「知っている」25.7%、「知らない」74.3%という結果だった。認知度はまだまだのようだ。

続く「“ガバメントクラウドファンディング”を利用したいと思うか」の問いでは、「利用したい」51.9%、「利用したくない」48.1%となり、利用したいと考える人が5割を超えることが分かった。

利用者は増えるか

これらの調査結果からは、「ふるさと納税という言葉や仕組みは知っていても、制度の趣旨や新しい取り組みについては知らない」という人が多いことがうかがえる。「何となく知っている」という人たちが「もっと知りたい」「やってみよう」と行動するところまで至らないのは、情報発信の仕方に問題があるのか、メリットが感じられないためか。

たとえば7割以上が「知らない」と答えたガバメントクラウドファンディングでは、5割超が「利用したい」と回答している。今後の周知や取り組みによって、ふるさと納税の利用者が急増することも十分考えられるだろう。(渡邊祐子、フリーライター)

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