多くの人が利用しているポイントサービスであるが、サービスごとの特徴や利用可能店舗には違いがある。調査会社のネットエイジアが12月5日に発表した「日本人のポイント活用に関する調査2017」では、ポイントサービスごとの利用率や満足度についての調査が行われている。多くの種類が存在するポイントサービスであるが、支持を集めているのはどのポイントサービスであろうか。

ポイントサービス利用率 上位10サービスとは?

調査は11月8日~13日にかけてインターネット上で行われ、20歳~49歳の男女2000名の回答を集計した。

全回答者に利用しているポイントサービスを聞いたところ、利用率の高いポイントサービスの上位10位は次のようになった。

順位 ポイントサービス名/利用率(全体)
1位 Tポイント/69.7%
2位 楽天スーパーポイント/54.0%
3位 Pontaポイント/51.3%
4位 Amazonポイント/26.7%
5位 nanacoポイント/25.0%
6位 dポイント/24.7%
7位 WAONポイント/22.1%
8位 WAON POINT/19.8%
9位 ヤマダポイント(ヤマダ電機)/17.0%
10位 LINEポイント(LINE Pay)/15.3%

最も利用率の高いポイントサービスはカルチュア・コンビニエンス・クラブが展開する「Tポイント」となった。利用可能店舗の数と種類が多い事が評価されているようで、全体の7割近くの人が利用している。また、年代別の利用率を見ても、20代(68.0%)、30代(66.6%)、40代(74.3%)と全年代で1位となっている。年代を問わず、支持されているポイントサービスであるようだ。

2位は楽天 <4755> の運営する「楽天スーパーポイント」となった。こちらも楽天のサービスだけでなく、多くの店舗で利用可能である。年代別に見ると、20代の利用率が42.3%と全体の利用率を大きく下回る一方で40代では64.9%と全体を大きく上回った。若年層の利用率向上が1位の「Tポイント」を追うカギとなろう。

3位はロイヤリティマーケティングの運営する「Pontaポイント」である。こちらもローソンを始め、多くの店舗で利用可能であり、利用率は半数超えとなった。

4位はアマゾンジャパンの運営する「Amazonポイント」である。全体の利用率は26.7%と上位3サービスに大きく水を開けられた。ただ、20代の利用率は34.2%と全体利用率を大きく上回っており、若い世代の支持を集めるポイントサービスとして期待が掛かる。

ポイント貯めやすさ満足度 「Tポイント」は2位、1位は?