2017年12月13日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

まずは先週8日(金)の米雇用統計から振り返りたい。非農業部門雇用者数に関しては予想を上回ったものの、平均時給は予想を下回るという好悪混在の結果となった。マーケットでは平均時給を意識した反応となり、米ドル/円は下落。しかしその後は米税制改革法案の上院通過でドル買い優勢となったものの、勢い続かずという流れだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

日本時間14日(木)早朝4時に米FOMCを控えている。利上げは100%織り込まれているため、注目はイエレンFRB議長の今後の経済見通し。直近のイエレン氏の発言をまとめてみるとインフレ懸念発言で、ハト派ゆえ米ドル/円が下落した。しかしポイントは、最後となる今回の発言で、バランスシートの縮小に向けて金融正常化を示してくるのではないかとみている。最後にタカ派発言をした場合は米ドル/円の上昇要因となる。

テクニカル的なターゲットとしては、過去に幾度かトライして跳ね返された114.50円付近。これを超えていけば新たな展開が期待できるが、超えられなかった場合は年内は引き続きレンジ相場となりそうだ。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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