2017年12月20日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日19日(火)、米税制改革法案が下院で可決された。上院でも可決すれば、トランプ大統領の署名を経て正式に成立する。法案成立待ちのマーケットは、膠着状態が続いているが、クリスマス前の22日(金)までには成立するのではないかと予想されている。正式に決まった後のマーケットの動きに注目したい。

そして昨日19日(火)は、バイトマン独連銀総の資産購入停止や金利政策に対する強気な発言を受け、欧州金利が上昇し、米金利も呼応して上昇した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

独長期金利が上昇すれば、ユーロ/米ドルは、2018年を待たずに上昇する可能性がある。

一方で、米ドル/円は、米税制改革法案が決まった際の利益確定売りによる反落に注意が必要だ。また、欧米の金利上昇は株価の反落要因となるため、これも米ドル/円の下落圧力となる。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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