本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」(高橋真麻出演)からお届け。
「ズルズル、ズズーッ」
日本人にはさして気にならない、いわゆる麺をすする音。このすする音に不快感を覚える外国人のため、日清が、カモフラージュ音が流れるフォークを作ろうとクラウドファンディングで資金を募ったという。
サラリーマンやOLも医療費控除をしたほうがいい?
このほかにもクラウドファンディングで資金を募ってできた面白い商品の紹介から始まった番組。次に注目したのが、そろそろ時期を迎える「確定申告」だ。
番組では「スマホで確定申告が可能に」という記事から、面倒な申告が手軽にできるようになったことを指摘、税理士の古田真由美さんは、サラリーマン、OLには「医療費控除」を是非やってもらいたいと紹介した。
医療費控除の条件は、本人と、生計が一緒の親族のために支払った医療費が"10万円"を超えた場合だ。会社がしてくれる「年末調整」だが、病院など多くかかったことで払い過ぎた分などは、自分で申告しなければ返してはもらえない。
意外と知られていないのが控除対象となるもの。治療のための通院費や、おしゃれと思われがちな歯列矯正も治療ならば含まれる。またMCの高橋真麻さんも驚いていたが、昨今注視度が高まっている不妊治療や、出産も含まれるのだ。
どれくらい戻るかの"概算"は、頭文字を取った『イカジュウショ(医カ10所)』で覚える。「年間の(医)療費」から「生命保険などで(カ)バーされる金額」と「(10)万円」を引いたものに、「(所)得税率」をかければわかるからだ。
([年間の医療費]-[生命でカバー]-[10万円])×[所得税率]=戻ってくるお金の目安
ところで15万円くらいの医療費の場合、確定申告の意味があるのだろうか? 実は確定申告は住民税の申告にもつながっているため、来年の住民税が5000円くらい安くなったり、今年の所得税が5000円返ったりで、合計1万円くらいお得になるという。
どちらにしても、払い過ぎた税金は自分で申告し返してもらおう。
エルメスやヴィトンもやっている
移り変わりの早いファッション業界で、長年雑誌に携わってきたのが今回のゲストであるファッションジャーナリスト・生駒芳子さんだ。
生駒さんは『VOGUE』や『FLLE』などの副編集長を経て、フランスを代表するファッション雑誌『マリ・クレール』日本版の編集長に就任。現在は日本の伝統工芸を取り入れたファッションやアートを世界へと発信している。
スタジオに現われた生駒さんのコーディネートは、江戸小紋のドレスや加賀繍のスカジャンなどだが、これらを彩るのが実は日本の伝統工芸。生駒さんが伝統工芸とファッションとを組み合わせた切っ掛けは、7年前に訪れた金沢だ。そこで美しい作品を作る職人さん全員が、伝統工芸品を売るところがなく「未来がない」ともらしたのだと言う。
エルメスやヴィトンなど、海外の名だたるメーカーが伝統工芸をベースにブランドを作り、世界展開していることに気付いた生駒さん。そこから日本の伝統工芸とファッションを掛け合わせた活動を開始、自らもブランドを始めたという。
そんな生駒さんにとって、ファッションとは毎日のサプリメントだという。ファッションで自分の運気を変えたり、普段と違う色を着てみたりすることで固まらないようにする。そして女性がおしゃれを楽しめば社会が明るくなり、ファッションは社会を元気にする力があるとも締めている。
新しい服に袖を通した朝は背筋が伸びたし、お気に入りの服で出かければ心がわくわくした。人へと元気や感動を呼び起こす力が、ファッションにはあるのかもしれない(ZUU online編集部)
『お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学~』
放送時間:BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分~深夜0時00分
出演:高橋真麻ほか
番組HP: http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/
放送終了後、テレビ東京ビジネスオンデマンドでも視聴できます。
【過去記事】
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・年末こそ心と体のメンテナンスを/女子高生が会社を設立?12/21放送
・そろそろ考えたい「スケジュール帳」の活用術/「ごきげん力」って何?12/14放送
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