本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」(高橋真麻出演)からお届け。

お金のなる気分
(画像=FP風呂内亜矢さん©BSジャパン)

1999年にソニーから発売され、2006 年まで生産・販売されたペットロボット「AIBO」(アイボ)。修理対応が14年3月に打ち切られた後も変わらず愛され続けてきたこの人気のペットロボットが、来年、2018年1月に「aibo」となり、“自律型エンタテインメントロボット”として生まれ変わる。

またロボット掃除機の代名詞的存在、iRobotの「ルンバ」が掃除以外の動作をWi-Fi接続したスマホアプリから手軽にできるようになった。

aiboとルンバは共にAI技術を搭載したロボットで、使用者の好みなど反映させるカスタマイズができる。生き物ではないロボットだが、脳でもあるAIが学習し、利用者にあわせて“成長”していくのだ。

「ロボアド」「フィンテック」「ETF」

FP風呂内亜矢さん
(画像=常連明治学院大学教授佐々木百合さん©BSジャパン)

11月30日放送回は30分すべてが「お得な経済情報」に関する内容だった。

まず紹介されるのが、「ロボアド」(ロボットアドバイザー)だ。これは投資のアドバイスをしてくれるサービスで、「金融商品はたくさんありすぎて選べない」という投資家にはピッタリだ。

ロボアドから投げかけられるいくつかの質問に答えることで、ロボアドがまるでバーテンダーのように利用者好みの銘柄を選び出し、さらには資産運用のアドバイスもしてくれる。番組では楽天証券の「楽ラップ」を使って、MCの高橋真麻さん自身が体験。始めるにあたって投げかけられる質問は心理テストにも似て楽しめる。

ここで「ロボアドってAIなの?」とも思えるが、実は現状で提供されているロボアドサービスはAIとは言いがたい。AIの定義にもよるが、深層学習(ディープラーニング)の研究が進んでいる今のAIを使うほど複雑な判断をロボアドはしていないし、それではコストがかかりすぎるからだ。

とはいえ、将来はロボアドにも高度なAIの活用が期待される。フィナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんも「今後はAIを使って運用が完全に自動化していくということが起こるんじゃないかと言われている」としたうえで、「正しく運用がうまくいったデータを積み重ねることでもっともっとロボが賢くなっていく、全自動出来るんじゃないかという話も出てきています」と話していた。

番組では次に「フィンテック」についての話があった。ロボアドもフィンテックといえるが、ここでは「管理・支払い・運用」の3つについてアプリやサービスが紹介された。無料オンライン家計簿「Zaim」(ザイム)や、100円の支払いで2ポイント(2円分)つく「LINE Pay」、そして「楽天スーパーポイント」を投資に活用する情報で、いずれも簡単に始められ、聞いているだけでも楽しくなるお得な情報だった。

最後に紹介されたのが「ETF」。投資信託でありながら上場していることから、「投資信託と株を“いいとこどり”した金融商品」(明治学院大学・佐々木百合教授)といえる。

投信は複数の銘柄に投資ができるのでリスク分散できるが、基本的に1日に一度、取引できる価格(基準価額)が決められる。この点、ETFは投信でありながら上場しているので、値動きもあって取引しやすい。佐々木さんはETFもうひとつのメリットとして“手数料の安さ”も挙げていた。

今回久々に番組マスコット「カネノナルキ」が登場した。実際の「金のなる木」は“富”や“一攫千金”など、その名にちなんだ縁起よい花言葉を持つ植物だ。しかし品種によっては花を咲かせるのが難しく、中には長年待ってようやく愛らしい花が見れるともいう。お金も植物も“育てる”には、やはり注意と根気が必要ということだろう。(ZUU online編集部)

『お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学~』
放送時間:BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分~深夜0時00分
出演:高橋真麻ほか
番組HP: http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/

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※番組ナレーションを担当する鶴ひろみさんが11月16日、お亡くなりになりました。鶴さんはドキンちゃん(それいけ!アンパンマン)、ブルマ(ドラゴンボール)などのアニメでも知られ、その愛らしくも魅力的な声にファンも多い。今回のスペシャル番組は奇しくも、鶴さんが生前最後に収録したナレーションとなったそうです。鶴さんのご冥福を心よりお祈りしたいと思います。(ZUU online編集部)