本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」(高橋真麻出演)からお届け。
野球ではホームランのことを「フォー・バガー(four-bagger)」と呼ぶそうだ。三塁打は「triple-bagger」(three-bagger)、二塁打は「double-bagger」(two-bagger)となる。この「two-bagger」は投資の世界では「株価などが2倍になる投資」のことをいう。
そして投資家なら誰もが見つけ出したいと思うのが「テンバガー(ten-bagger)」。これは株価が10倍になるくらい大化けする株のことを指す。10万円買えば100万円に、100万円買えば1000万円に……。そんな夢のような株がいま、生まれやすくなっているかもしれないという。
どの会社の株を買う? 会社選びの3つのポイントとは
番組で紹介された記事によると、2017年は「10倍株」の当たり年になる可能性があるのだそうだ。10倍株が多数生まれた1998年と非常によく似ているからというのが根拠だ。マクロエコノミストの崔真淑さんは、アベノミクス相場がピークに来ているかもしれないと解説する。
「株=リスクが高い」というイメージだと高橋真麻さんは懸念するが、崔さんは「余裕資金」での投資を提案。初心者がどの会社の株を買うか、決める際の3つのポイントを挙げる。それは「何をしているかわかる」、「儲かっている」、「小額で買える」だという。
ただ株式投資でプラスになるには「株価の上昇」だけでなく「配当」という形もあると指摘、番組ではこれらをニトリに当てはめ、銀行の500倍以上にもなる配当利回りなどを紹介。まさにCMフレーズ「お、ねだん以上(お値段以上)」の実力をここでも見せ付けてくれたのだ。
また崔さんは今後の予想も大事としながら、実は1番プラスしたいことが「自分が興味あるかどうか」も大切だと語る。そして実際に選び「自分の株」と実感してみることだという。株に対する知識や情報もむろん大事だが、「興味ある株」こそが「夢ある株選び」の近道なのかもしれない。
家計簿がコミュニケーションツールに?
「家計簿はつけたほうがいい、でも面倒くさい」--そういう人は多いはず。こうしたニーズをとらえているのが数々の家計簿アプリだろう。
なかでも撮影したレシートを自動読み取りするなど、便利で使いやすいと人気なのサービスの一つが「ザイム(Zaim)」。ユーザー数は650万人を超え、女性を中心に広がっている。
代表取締役である閑歳孝子(かんさい たかこ)さんはアプリ開発は一人で始め、2011年にリリースし、翌年に起業した。日々、様々な機能のバージョンアップをほどこしており、今では日本語以外に英語、さらには全世界155通貨すべてに対応している。
当初は「家計簿は誰にも見せたくないもの」と思っていたが、オンラインでつながっているZaimを家族間で管理するユーザーも多いといい、「Zaimの使い方が人をつなぐコミュニケーションツールになっている」と高橋さんは語る。
Zaimは1年で数十万ダウンロードをされたが、当時は個人名で広告もされず全部がクチコミで広がった。こうして節約したお金をユーザーには楽しく使って欲しい思いが、制作した閑歳さんのコンセプトとしてあるそうだ。
そろそろ書店に来年のスケジュール帳、カレンダーと家計簿が並べられる時期だが、家計簿はいつまで書店に平積みされるのだろうか……。(ZUU online編集部)
『お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学~』
放送時間:BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分~深夜0時00分
出演:高橋真麻ほか
番組HP:
http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/
【過去記事】
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