本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」(高橋真麻出演)からお届け。
バーで飲みたいカクテルをバーテンに相談して決めることは珍しくない。バーテンはお酒・カクテルに詳しいから、自分の好みやそのときの気分を伝えれば、数限りない組み合わせのなかから、いいカクテルを作ってくれるだろう。
これは投資でも同じことがいえる。10月19日放送の「お金のなる気分」で取り上げられた「ロボアド」はもしかしたら、この「バーテン」みたいなものなのかもしれない。
ロボアドで投資したい。でもどのロボアドがいいのだろう?
分からないことはプロに聞くのがどのジャンルでも常道。投資初心者の最大の悩みは「何を買えばいいか分からない」ということで、聞く相手、投資のプロといえば、投資信託を運用するファンドマネジャーなどもいる。そこで人間ではなくロボットに聞くメリットはまず「低コスト」だろう。
ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんはさらにロボアドのメリットを2つ挙げる。「10万円程度など少額で始められる」こと、「リバランスしてくれる」ことだ。
リバランスは、定期的にポートフォリオの割合を修正するもの。買った金融商品は日々値段が変わる。たとえば日米の株を予算の半額ずつ買っても、日本株が値上がりし、アメリカ株が値下がりすれば割合は変わる。そこで半分ずつになるよう調整するのがリバランスだ。
ロボアドは投資家の考え方や好みを把握するために、いくつかの質問を用意している。たとえば楽天証券の楽ラップは、「交流会に参加したら知り合いがいなかった、あなたはどうする?」と問いかける。他にも年始のデパートの福袋を買うかどうかを問う設問もある。こうしたいくつかの質問に答えることで、考え方や趣向を把握し、その人にあったポートフォリオを考えてくれるわけだ。
ロボアドは現在、国内でも数十存在する。ポートフォリオの提案だけしてくれるものもあれば、運用やリバランスまでやってくれるものもある。当然、かかる費用(手数料)も異なる。投資を始めたい初心者が「ロボアドがいいらしい」と聞いても、「どのロボアドが自分に合っているのか」が分からない。まずそれを診断してくれるサービスが必要かもしれない。
このほか番組では、最近話題になったアプリ「CASH」を実演。スマホで簡単に身の回りのものを値付けしてくれるCASH。高橋さん愛用のPRADAの財布は一体、いくらと査定されたのだろうか――?
81歳のプログラマーに学ぶ生き方
英語やプログラミングが苦手という人は少なくないだろう。そんなハードルの高いものに80代になって挑戦し、世界で認められたプログラマーが若宮正子さんだ。ひな壇を正確に配置するゲームアプリ「hinadan」を開発、今年2月に公開して注目されている。
81歳になって通信教育でエンジニアからプログラミングを学んだという若宮さん。「戦時中に育ったので英語が苦手」というが、翻訳ソフトを駆使し、プログラミングのエラーメッセージやAppleとのやり取りをすべて乗り切った。CNNほか世界中のメディアから取材されたほか、世界中のイノベーターたちが講演するTEDでもスピーチしている。
若宮さんのような生き方、そして高齢者も楽しめる商品開発は、シニアが増えるこれからますます注目され、ニーズも高まるだろう。(ZUU online編集部)
『お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学~』
放送時間:BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分~深夜0時00分
出演:高橋真麻ほか
番組HP:
http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/
【過去記事】
・お金と心の「悩み」を解消するには? フィンテックと心理カウンセリング(10/12放送)
・節約の落とし穴に落ちないために FP風呂内さん、元五輪コーチ登場(10/5放送)