老後をどう生きるか。今を生きる人たちにとって大きな課題ですよね。著者は、老後をフローで生きるために、今やるべきことは何かを明確に示しています。今の時代にあった戦略を理解し、毎月100万円の安定収入を確保しましょう。

(本記事は、内藤 忍氏の著書『毎月100万円を生み出す人生戦略の立て方』クロスメディア・パブリッシング/インプレス=2017年7月18日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

毎月100万円を生み出す人生戦略の立て方
(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

資産が1億円あっても安心できない

「ストック」と「フロー」、どちらがより安心できる生き方なのか。

老後生活の過ごし方を想像してみると、その答えが自ずと見えてきます。

厚生労働省が発表しているモデル世帯の年金受給額は月22万円です。それだけでは生活できないので多くの人は貯金を切り崩しながら生活をしているわけです。

「それなら1億円あれば安心だ」と多くの人は、ここで思考を止めてしまいます。

たとえば、共働きの40代などで世帯年収が1500万円くらいの世帯なら、そこそこいいマンションに住んで、外食も頻繁にして、年に1回くらいは海外旅行に行く程度の生活水準だと思います。

そのような生活を数十年送って「はい、今日からリタイア生活に入ります!」と自分を納得させることが果たしてできるのでしょうか?

また、介護付き老人ホームなども毎月30万円くらいかかるところもザラです。加えて、高額な治療費がかかる病気にかからないとも限りませんし、それが何年続くのかもわかりません。

仮に、ある程度のゆとりをもった老後を送るなら、年間に600万円くらいは使うとします。すると毎年、年金以外に持ち出しになるのは336万円。

1億円あったとしてもそのままでは30年で底をつきます。

5000万円なら15年です。

長い老後に潜むインフレリスク

さらに考えるべきは平均寿命の伸長です。

本格化してきた遺伝子解析技術や人工知能による医療技術の革新により、人間の寿命が100歳を超えるのは当たり前になると言われています。

せっかく健康に長生きをしても、負担ばかりの余生になってしまっては、生きている希望もありません。

さらに、今後、数十年で物価が倍になるリスクもあるのです。

1億円の価値が実質的に半減してしまいます。せっかく、コツコツと1億円を貯金しても老後にその価値を失ってしまう。そんな状態は、誰でも避けたいはずです。

老後こそ「フロー」で自由に生きる

つまり、貯金という「ストック」に人生を委ねてしまうことは、実は危険な考え方だということ。

むしろ、安心して人生を送りたいのであれば、お金の「フロー」が大事で、将来、自分が働けなくなることを考えれば、お金がお金を生み出す「インカムゲイン」をいかに増やすかにフォーカスしたほうが賢明です。

そもそも、ストックを切り崩していく生活は、倹約生活自体がつらいだけではなく、資産が減っていくことはストレスになります。

実際にはそうではないのに、気持ちとしては「人生の終わりに向けたカウントダウン」をしている感覚に陥ってしまいます。しかも、それが人生の終わりまで数十年も続くのです。

毎月お金が入れば、不確実性の時代もこわくない

そこで、私が提案したいのが「毎月100万円のインカムゲイン」です。

毎月お金が入ってくるなら、今あるお金は気兼ねなく使えます。

旅行に行き、子どもや孫にプレゼントを買い、おしゃれも存分に楽しむことができます。

もちろん、老後に限らなくても、アーリーリタイアをして毎日の通勤ラッシュとは無縁の生活を送ることもできるでしょう。こちらなら、不確実性の時代におけるゴールとしてふさわしいと思うのです。

時代が変われば、人生戦略も変わる

数年前まで、私は、金融資産を使った長期分散投資を提唱してきました。ところが、リーマンショック以降、国内外の不動産や太陽光発電投資事業などの実物資産への投資も行うようになり、投資スタイルは大きく変わりました。

それで「内藤忍は変節した」と言われることがあります。まさにご指摘のとおりです。

この数年で、私の人生戦略は、だいぶ変わりました。

今の私の投資手法は、金融と実物資産を組み合わせる「ハイブリッド投資」です。

金融資産中心の投資からハイブリッド投資へと手法が変わったきっかけは2つ。

経済環境の変化と私自身の年齢です。

経済環境の変化

経済環境の変化とは、金利の低下が大きな原因です。

低金利によって分散ポートフォリオを組む時に欠かせない存在だった債券運用が、以前のように高いリターンを出すことが難しくなりました。

そこに追い打ちをかけるように株価の変動が激しくなり、リスクは上がる一方。金融商品だけに頼ることの限界を感じていたのです。

年齢

年齢については、私自身が働ける期間が徐々に短くなってきたこともあって、金融株式のような値上がりに期待するようなお金の増やし方より、毎月確実にお金が入ってくるほうが安心できると思うようになったことです。

20代や30代の頃は、それこそ、資産が2倍になろうが半分になろうが、毎月給与が入ってくるので大きな問題ではありませんでした。むしろ、マーケットの変動を楽しんでいた時代もあります。

でも、いざ自分が50歳を超えてみると今まで散々ハラハラドキドキしながら働いてきた反動なのか、人生の後半戦はもっと心安らかに暮らしたいと思うようになったのです。

そのために行ったのが、それまでの金融資産を組み合わせたキャピタルゲイン中心のポートフォリオから、経済情勢に合わせてキャピタルゲインとインカムゲインを組み合わせた資産形成へのシフトです。

低金利ということは、借りる側からすれば滅多にないチャンス。そのため、借りられるところからお金を借りまくって、本格的に実物資産への投資に参入した、というわけです。

年齢を重ねるとともにインカムゲインを増やしていきたいと思う心理は、私と同世代の人よりもシニアの人のほうが痛いほどわかってもらえると思います。

不確実な時代だからこそ、複数の選択肢を組み合わせながら、資産形成の戦略を立てる。

年齢が上がるとともに、徐々にインカムゲインに変えていく。そして、リタイアしても、安定した収入が入り続けるような仕組みへと変えていく。

確かに、毎月100万円というハードルは高めです。

「こんな金融商品を買えばいい」といった断片的な知識だけでは難しいかもしれません。

だからこそ、自分の人生の舵取りをすることが何よりも大切になります。

資産の適正配分、仕事や会社との向き合い方、これから起こりうるリスクに対する予防策といった、従来の資産形成のノウハウを一段上のレイヤーで立てることが必要になります。

本書では、毎月100万円を実現する人生戦略に必要な道具として、「給与所得」「金融投資」「国内不動産」「事業」「海外不動産」などを含む「7つの戦略」をご紹介します。

しかし、大切なのは、今の自分と目標を把握し、どのタイミングでどのように資産を形成するのかというプランニング。

本書は、そのための「設計図」です。

個々の知識をより深く知りたい方は、私のほかの著作をお読みいただき、設計に役立ててください。

「毎月100万円」はハードルの高い目標です。ただしこれはこれからの人生のプランによって変わってきます。

すべての読者が「毎月100万円」を実現しなければならないわけではありません。

自分自身のハードルを設定し、これから提案していく戦略と設計図を使って、それをクリアする方法を考えてみてください。

人生戦略を立て、そこに向かう気持ちがあれば、どんなに高いハードルでも、挑んで乗り越えていく可能性はあります。

「夢」と思うか、「目標」と思うか「毎月100万円の安定収入」

インカムゲインで毎月100万円が入ってくる。

それを、会社勤めのかたわらで30代や40代のうちに実現することができれば、年々、資産が増え、富裕層の仲間入りができるかもしれません。

50代で実現すれば、元気なうちにセカンドライフが送れるかもしれませんし、60代で実現すれば、老後破産に怯えることなく安心した日々を送れるでしょう。

共通するのは、毎月100万円が入れば、時間や場所に拘束されることなく、自分の望むままに生活を送れるということです。

非現実的で夢のような話に思われるかもしれませんが、これくらいの不労所得を得ている人たちは、決して珍しい存在でもありません。

たとえば、サラリーマンを続けるかたわら、経験ゼロから始めて、月に数百万円を稼いでいる不動産オーナーはいくらでもいます。

お金を増やすのは「能力」ではなく「意識と行動」

では、どんな人が実現できているのでしょうか。商才か、地頭のよさか、それとも驚異的な運の強さか。

それらはアドバンテージではありますが、資産形成の絶対条件ではありません。

私が思うに、「夢」を叶える人たちに共通するのは、「誰よりも強い「目標意識」と「課題意識」を毎月100万円のインカムゲインを実現する人、しない人実現するために自分が何をすべきなのか」と自問自答を繰り返していることだと思うのです。

そうした意識と行為が、欲しいものを手に入れられるか否か、その差を生むのではないでしょうか。

これは、世の中で結果を出している人たち全員に言えることです。オリンピックの金メダル選手も、パリコレのランウェイに立つデザイナーも、一朝一夕でその立場になれたわけではありません。

「なれたらいいな」という軽い気持ちではなく、「絶対になる」と自分に言い聞かせ、努力を積み重ねてきた結果、周囲が眩しく感じるようなポジションまでいけたと思います。

お金も同じです。むしろ、資産形成は順位を競い合うわけではないので、機会は平等にあります。

また、生まれつきの能力で大きな差がつくわけでもありません。

運動が苦手な人に「100mを10秒で走れ」と言っても、100%無理ですが、お金を増やすことでは誰もがその可能性を持っています。

学歴も今の収入も関係ない。今、莫大な借金を抱えていたとしても、やり方次第で大逆転できる。それが資本主義です。

思考と知識があれば実現への道は切り開かれる

最初からできないと諦めてしまっている人は、それを実現するための道筋を真剣に考えたことがない人か、その知識がない人だけなのではないでしょうか。

フランスの経済学者トマ・ピケティは、著書『21世紀の資本』(みすず書房)の中で、広がる富の格差を指摘しました。

確かにこの本で説明されているように富の不均等はあるのかもしれません。

必死に考え、時にリスクを取って行動を起こした人と、漠然と考えるだけで行動がまったく変わらない人の差は当然あります。

やり方の違いによって、どんどんその差が広がっていくのは事実だと思うのです。

自力でやるか、レバレッジを使うか

「そうは言っても、そもそもお金がない。意識が高いだけでは、お金は増やせない」と思う方もいらっしゃるでしょう。そう思いながらも、なお毎月100万円のインカムゲインを目指すのであれば、最初に知るべきは「レバレッジ」です。

レバレッジとしての「融資」

レバレッジとは「テコ」のこと。

自分の力だけでは動かせな毎月100万円のインカムゲインを実現する人、しない人いものを、ほかの力を使って動かすための手段という意味です。

投資の世界でレバレッジというと、FX(為替証拠金取引)のような金融商品をイメージするかもしれません。

FXとは、少ない自己資金で最大25倍までの外貨取引ができる金融商品です。

高金利を狙って、レバレッジをかけすぎた多くの個人投資家が短期間に資産の大半を失ってしまうこともあります。そのため、フローの収益を狙うのには向かない商品と言えます。

こうしたレバレッジをプロでもない個人がかけることは、あまりにリスクが高いので本書では取り上げません。

私が、推奨したいレバレッジは「融資」です。

「融資もレバレッジなの?」と思われる方がいるかもしれません。

自分の資産だけでは買えないものを、資産を一時的に借りて買う。それが融資なのですから、融資もまた、立派なテコの一種です。

不動産投資なら、不動産担保ローン。

事業であれば、用途に応じたさまざまな融資制度。そういった融資をテコとして使えば、自力ではできないことを先取りして実現し、収益を拡大していくことが可能になります。

「時間」と「人」をうまく利用して資産を増やす

不動産投資でレバレッジを使わないと、何年もかけてお金を貯めて1戸目を買うことになります。

2戸目を買おうと思ったら、非常にスローなペースでしか、資産が増えません。

それでは、増やす前に定年を迎えて貯金そのものも難しくなったり、よい物件やチャンスも逃してしまいます。

これは事業でも同じことが言えます。

内部留保をコツコツ貯めてから設備投資をする無借金経営にこだわりすぎると、市場の波に乗り遅れてしまうのです。

市場のチャンスも逃し、せっかくコツコツ貯めたものも無駄になってしまいます。

また、ビジネス面におけるもうひとつの重要なレバレッジは、人を使う立場になることです。

たとえば、フリーランスのデザイナーが、自分ひとりで受けられる仕事しか受託しない、そんな働き方をしていると、自ずと売上の限界が見えてきます。

そこで、考え方を改めて、アシスタントを雇うなりして、自分以外の手を使えるようにすると、自分ひとりではこなせなかった大きな案件も扱えるようになります。

レバレッジの使いようでレベルが決まる

大きな「石」を動かす時に使うのがテコの役割であるなら、人生の大きな「ゴール」を達成する時も、必要に応じてテコを使えばいい。私はそう思います。

とくに、残された時間が短い、もしくは達成しようとするゴールが大きければ、なおさらです。

もちろん、レバレッジをかける時は、それ相応のリスクを伴います。融資を受ける以上は返済しないといけませんし、社員を雇う以上は彼らに給与を払い続けないといけません。

長いようで短い人生。

そこで、どれだけ高みに登れるかは、レバレッジの使いようだと言っても過言ではありません。

お金を「今」のために使うか、「未来」のために使うか

レバレッジを使ってお金を増やす賢さと併せて、現時点でのお金の使い方も、大きな額を目指すのであれば、再認識する必要があります。

会社でボーナスが支給されたので、欲しかった洋服を買い、余ったお金で温泉リゾートに行く。

親から譲り受けたお金で、高級車を買う。

こういったお金の使い方が悪いとは言いませんし、「今を楽しまなかったら意味がない」という生き方もあるはずです。

ただし、そうしたことを意識せずに「なんでお金が増えないんだろう?」と不満に思っているのであれば、考え方を根本的に改める必要があります。なぜなら、お金は、新たなお金を生み出す力を持っているからです。

たとえが変かもしれませんが、お金はジャガイモのようなものです。

たとえば、ジャガイモを今すぐ食べる(浪費する)と、お腹は満たせるので一時は幸せになります。

でも、今食べずにそのジャガイモをもう一度土に植えれば、どうなるでしょうか。

今のジャガイモがタネとなって、将来は数倍の数を収穫することが見込めるようになります。

お金もまったく同じです。

今持っているお金を「お金」として今欲しいものに使ってしまうのではなく、「タネ」として使えば将来は数倍の額になるものなのです。

この発想を実践できるようにならないと毎月100万円のインカムゲインは実現できません。

今、持っているお金を「タネ」にしてレバレッジという「テコ」を使う感覚を持つことが基本になるということです。

長期的な視野を持ち続け、限りある資源を効率よく使える人だけが毎月100万円というゴールに到達できるのです。

「時間」こそ最大の資産

成長とは、一次関数のようにかけたコスト(努力・時間・お金)に比例してまっすぐ伸びていく場合もあれば、二次関数のように最初は大きな変化は見えなくても、どこかのタイミングで加速し始め、爆発的な伸びで成長する場合もあります。

これをお金にたとえれば、一次関数で伸びていく最もシンプルな形は「貯金」です。500円玉貯金を欠かさず続けていけば、貯金残高はジワジワと増えていきます。

しかし、この方法では毎月100万円のインカムゲインを実現する人、しない人先も見えています。

二次関数的にお金が増える「複利運用」

もし、お金を二次関数的に増やしたいなら、お金が新しいお金を生み出す運用を始めるべきです。それが「複利運用」です。

たとえば、金利10%の金融商品を単利で100万円分買ったとします。

元本である100万円にのみ利息がつくので、この場合、毎年の伸び率は10万円と決まっているため、その運用結果は、一次関数的に伸びていきます。これが「単利運用」の結果です。

【単利運用】
毎年の伸び率:10%×100万円=10万円
(30年後=400万円)

一方、「複利運用」では、運用益が出たらその都度、その利益を元本に加算していくやり方です。

ジャガイモの例で言えば、収穫物をすべて「タネ」にして植え直すことです。

同じく金利10%だとすると、これだと、初年度の利益は10万円ですが、2年目は11万円、3年目は12万1000円と増えていきます。

【複利運用】
1年目:10%×100万円=10万円
2年目:10%×(100万円+10万円)=11万円
3年目:10%×(110万円+11万円)=12万1000円
(30年後=約1745万円)

これを30年続けると、単利運用の場合は100万円が400万円しか増えないのに対し、複利運用だと約1745万円まで増えます。これが複利の威力です。

複利運用のインパクトは、運用期間が長ければ長いほど増します。

だから、少額であっても若い時から複利運用で投資しておくことが正解だということ。

私もよく資産運用セミナーなどで、「いつ頃から、運用を始めればいいですか?」と質問されます。

投資を「リスク」と思うか、毎月100万円のインカムゲインを実現する人、しない人が、決まって「今です。早いほどいいです」と答えています。

「チャンス」と思うか

東京証券取引所が行ったアンケートによると、金融投資をしたことがある人の割合は、全体の30%でした。この数字が多いか少ないかはさておき、問題なのは投資をしている人たちの年代を示す内訳です。

20代の金融投資経験者はたったの6.8%、それなりにお金に余裕の出るはずの30代や40代でも15%前後と少ないことがわかります。

いくら投資に回せる貯金が少ないといっても、ネットで数百円から始められる投資信託をいくらでも買える時代になったことを考えると、そもそも投資をする発想を持っていないのでは、と思うのです。

日本人の投資に対する偏見

こうした本を書いている時も、私は、日本人の多くが抱く投毎月100万円のインカムゲインを実現する人、しない人資に対する偏見について考えてしまいます。

投資のリスクを懸念するならまだしも、「汗水垂らして稼いだお金以外は汚れたお金だ」とか、「投資でラクして儲けるなんてずるい」といった、資本主義の国とはおよそ思えない考え方をしている人が大勢います。

また、お金やお金の動かし方についての教育不足によって、知らないものに対する恐れを過剰に抱いてしまっている印象も受けます。

経済合理性を突き詰めていった先にあるのが投資です。

自分の力でお金を守って、お金を増やすために投資を行うことは、本来、当たり前すぎること。

そこにリスクがあるのも当然のことです。

「リスクがあるから投資をしない」というのは、私からすれば「車に轢かれたくないから家を出ない」と言っているのと同じような言い訳に聞こえます。もちろん、リスクを避ける慎ましい人生を送りたいならかまいません。

しかし、お金がないことを会社や国のせいにして、リスクを取って投資をする人を妬んだりするのは、惨めな考え方です。

このような考え方が根強い背景には、お伝えしたように、金銭教育の圧倒的な欠如と、二宮金次郎的な偏った道徳教育の根深さがあるのでしょうが、まずはこうした偏見を取り払うことが資産形成を始めるには一番大切なことではないでしょうか。

内藤忍(ないとう・しのぶ)
1964年生まれ。東京大学経済学部卒、マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院(スローン・スクール・オブ・マネジメント)修士課程修了(MBA)。大手信託銀行、外資系資産運用会社勤務を経て、1999 年にマネックス証券株式会社の創業に参加。株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長などを経て、株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長、一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事に就任。著作は 30 冊を超え、『初めての人のための資産運用ガイド』はシリーズ17万部のベストセラーに。