本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」(高橋真麻出演)からお届け。
お付き合いしている男性と、レストランなどで食事をしているとしよう。テーブルにある物が落ちそうになったら、あなたの彼氏は自分よりも先に手を出してくれるだろうか?
またその男性をバンドのプレイヤーにあてはめてみてほしい。「ボーカルというよりドラムやベースかな」と思った人はいるだろうか?
実はこれ、今回番組で紹介される「主夫向き度」チェックの項目だ。「テーブルの物が落ちそうになったら、先に手を出す」「バンドならボーカルより、後ろにいるドラムやベース」といえる男性のほうが主夫に向いている(かもしれない)というのだ。
ベーシックインカムが導入されるとどうなる?
今回のテーマは「新しい共働きのカタチ」。番組ではベーシックインカム(BI)に関するフィンランドでの取り組みが紹介された。BIは最低限の生活を送るのに必要とされる額の現金を、国などが住民に定期的に支給するという仕組み。生活保護とは違い、すべての住民に渡すだけあって、「そんなのあり得ない」と思う人もいるかもしれないが、Facebook のマーク・ザッカーバーグCEOなど「必要」と考える著名人もかなりいる。
政府の働き方改革有識者議員も務めた少子化ジャーナリスト・白河桃子さんは、もしBIが実施されたら「ライスワークとライフワークの比率をかえると思う」と話した。是非はあるだろうが、もし実施されれば「お金にならないけど大事なことに挑戦しやすくなる」利点はあるといえそうだ。
さて冒頭で挙げた「主夫向き度チェック」だが、番組で挙げられたチェック項目は8つあった。
・テーブルの物が落ちそうになったら、先に手を出す
・女性の活躍に嫉妬しない
・プライドの捨て方がうまい
・乙女成分が高い
・コミュニケーション能力が高い
・バンドならボーカルより、後ろにいるドラムやベース
・ケチなほど節約家
・嘘をつかない
いかがだろうか? 専業主夫は現状でどれくらいいるのか正確には分からないが、女性の扶養に入っている男性の数は11万人ほどいるという。政府は2020年までに女性の管理職を3割程度に引き上げたいとしており、今後「専業主夫」は増えるかもしれない。
白河さんは「共働き」だけでなく「共家事・共育て」の視点から、子供の成長など家庭のおかれた状況や場面に応じて話し合ってこれらを分担できるのが「リスクに強い夫婦・カップルではないでしょうか」と指摘していた。
100人に1人は味方がいる 女性カーレーサーの第一人者・井原慶子さん
番組後半には、女性カーレーサーの第一人者、井原慶子さんが登場。井原さんは、耐久レースの世界最高峰WEC世界耐久選手権に、日本人としても女性としても初めてフル参戦。13年に同シリーズドライバーズランキング22位(女性最高位)となり、世界最速の女性ドライバーとなった。
そんな井原さん、もともとはレースクイーンやモデルをしており、レースクイーンの頂点ともいわれるF1ベネトンレースクイーンのグランプリに選ばれたほど。そのサーキットで命をかけて働いているレーサー、メカニックの姿をみて、「人間の本気を出して仕事をしたい」とレーサーへの道を志した。
当初は「100人に相談したら99人くらいはバカにしてくる」ような状態だったが、1人だけ本気で相談にのってくれた人がいたという。その人物に紹介してもらったドライビングスクールで女性インストラクターとして採用され、それから必死に勉強を続けた。
トレーニングは週に4回トライアスロンをするのと同じくらいという井原さん。過酷なトレーニングが災いし、「1年以内に死ぬかもしれない」とドクターストップがかかり失意の中で帰国。だが時間をかけて復帰して以降、「男性との体力の差を補えるものが自分の中にあった」ことに気づいたという。
生死をかけた職場で「人間の本気を出し切って」仕事をしている井原さんの気づき、そしてその後の挑戦については、番組を視聴して本人の言葉で聞いてほしい。(ZUU online編集部)
放送終了後、テレビ東京ビジネスオンデマンドでも視聴できます。
『お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学~』
放送時間:BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分~深夜0時00分
出演:高橋真麻ほか
番組HP: http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/