お金の流れを確認するメリット
お金の流れを確認するメリットは「貯金」が容易になる点です。収入がある状態というのは、貯金が出来る状態を指しますが、お金の流れを理解していないと貯金が出来ない、むしろマイナスになるというようなことが日常で起こりえます。
お金の流れとは、収入と支出のバランスを指します。その為、収入と支出を自分で把握出来ている状態というのは、貯蓄が出来る状態です。
例えば、結婚式を挙げたい、家を買いたい、車を買いたいというように人生には金銭的な目標を立てることが多くありますが、その目標を達成するために必要な第一歩が「お金の流れの理解」です。もしあなたが何かの目標の為に貯金を計画しているなら、お金の流れを確認することはとても重要なことです。
支出を細かく管理しすぎない
お金の流れは非常に単純のように見えて意外に複雑です。家計簿をつけたり、収入のバランスを計算したりする方も多いと思いますが、計画通りにいかない場合が多く、計画を立てなくなってしまった方も多いでしょう。
では、なぜお金の計画は計画通りにいかないのでしょうか。
お金の流れが掴めないのはお金の流れを計算する上で変動費に対する考え方のコツを掴めていないケースが多いです。支出を計算する場合固定費はブレることは少ないのですが、固定費に比べて交際費や食費などの変動費は正確に予測することが難しいです。
しかし、変動費とは「第三者の都合が影響する費用」ですから、予測が難しいのは当たり前です。その複雑な変動費を机上の理論でキッチリ予測した気になってしまい、結果予算オーバー。という流れがお金の流れが不透明になってしまうというのが大きな原因の1つです。
変動費に関してはキッチリ決めたりせずに、ある程度余裕を持たせた金額で見積もりましょう。
収支の予測は3通り立てるべし
ここでは収支予測の立て方を紹介します。これは企業でも導入されている計画手法ですが、家庭内収支にも十分に活用する事が出来ます。お金の流れを確認しやすい最も単純な方法とは、収支予測を3種類立てることです。
・最悪の収支予測
・通常通りの収支予測
・最高の収支予測
上記3つの観点から予測を立てていきます。
「最悪の収支予測」とは何がどう転んでもこれ以上は悪くならない、という予測です。次に「通常通りの収支予測」は常識的な範囲で考えて、これくらいに落ち着くだろう。という予測です。最後に「最高の収支予測」は、考えられる限り、最高に上手くいった場合の予測です。
固定費はどれも変わらないと思いますので、変動費の部分だけで試してみましょう。実際に試してみるとわかりますが、お金の流れに疎い方だと、最悪以下のケースになる場合が多いと思います。
この予測方法は変動費に対する予測を鍛えるトレーニングになるので、何度か行ってみましょう。繰り返し行ううちに、変動費に対する予測の精度が向上し、お金の流れをスムーズに捉えられるようになります。① ~③の間で予測通りに金額が落ち着くようになれば、それはお金の流れが理解出来ている状態と言って良いでしょう。