6月に株主優待の権利確定日を迎える会社は多い。ここでは、株主優待として自社商品を贈呈する企業の銘柄を紹介しよう。優待を受けるために必要な投資金額(必要投資金額)は5月18日の株価終値で算出した(権利確定日が年間複数回ある銘柄以外を紹介)。

クリアファイルなどの自社商品2500円分――キングジム

事務ファイル分野で業界首位を誇るキングジム <7962> は特に厚型ファイルで圧倒的シェアをもつほか、ラベル作成機「テプラ」や、デジタルメモ(テキストデータ入力端末)「ポメラ」など電子文具でも安定した人気を得ている。最近ではオフィス雑貨分野でのユニークな商品展開も話題となっている。

そのキングジムでは、6月20日時点の株主のうち、100株以上で2500円相当の自社商品が、1000株以上で5000円相当の自社商品またはグループ会社商品が贈呈される。

同社ウェブサイトで「優待商品の一例」として紹介されているのは、ポケット式のクリアーファイル2種。実際に贈呈されるのはこれとは限らないが、いずれにせよ、キングジムの商品であれば、どんなオフィスにとっても必需品となるだろう。もちろん、家庭でも何かと便利に使えるはずだ。

発送時期は10月中旬を予定。ほかの多くの銘柄と違い、月の末日ではなく20日が権利確定日となっているので注意したい。

【権利確定日】6月20日
【必要投資金額】10万9100万円(100株)

トマトジュース、野菜生活100などの自社商品1000円分――カゴメ

株主優待,6月
(画像=PIXTA ※写真はイメージです。)

カゴメ <2811> は言わずと知れたトマト加工品の国内最大手企業。カゴメのトマトジュースやケチャップを利用したことがないという人はあまりいないだろう。飲料や調味料の大手総合メーカーであると同時に、独自ブランドの生鮮トマトの生産・販売にも注力する。1899年創業の老舗企業でもある。

そのカゴメでは、6月末日時点の株主のうち、100株以上で1000円相当の自社商品の詰め合わせが、1000株以上で3000円相当の当社商品の詰め合わせが贈呈される。発送は10月。

同社は個人株主を「ファン株主」と呼んで大事にしており、この株主優待についても「株主還元」ではなく、さまざまな旬の情報とともに届ける自社商品を通じてカゴメを知ってもらうことを主旨としている。株主へのアンケートもあり、企業活動に生かしている。

また、株主にはメールアドレスの登録により、株主向けのプレゼントキャンペーンやイベント情報などを案内する「KAGOMAIL(カゴメール)」が届けられる。

同社公式ウェブサイトには前回の株主優待品が掲載されているので、参考までに紹介しておこう。

1000円相当の自社商品の詰め合わせ内容

カゴメトマトジュース食塩無添加
野菜生活100 瀬戸内柑橘ミックス
野菜生活100 Peel&Herb オレンジ・カモミールミックス
野菜生活100 Smoothie カカオアーモンドMix
カゴメトマトケチャップ
カゴメ基本のトマトソース

3000円相当の自社商品の詰め合わせ内容

カゴメトマトジュース
カゴメトマトジュース食塩無添加
野菜生活100 瀬戸内柑橘ミックス
野菜生活100 Peel&Herb オレンジ・カモミールミックス
野菜生活100 Peel&Herb レモン・レモングラスミックス
野菜生活100 Peel&Herb ライム・ミントミックス
野菜生活100 Smoothie カカオアーモンドMix
野菜生活100 Smoothie 豆乳バナナMix 1000g
野菜生活100 すっきり パインミックス
春のフルーツこれ一本
野菜一日これ一本 長期保存用
カゴメトマトケチャップ
カゴメ基本のトマトソース
カゴメ基本のトマトソース 150g
糖質想いの 押し麦がゆ ごろっとお豆と完熟トマト
糖質想いの 押し麦がゆ 彩り野菜と旨み玉ねぎ

なお、これまでは年2回、6月末日と12月末日が株主優待を受けるための権利確定日だったが、今回6月末日を最後に仕組みが変わり、今後は年1回6月末日のみが権利確定日に。100株以上かつ継続保有半年以上の株主に2000円相当の自社商品が、1000株以上かつ継続保有半年以上の株主に6000円相当の自社商品が贈呈される。さらに、100株以上を10年以上保有すると同社オリジナル記念品が贈呈されるという(年に1回限り)。

【権利確定日】6月末日
【必要投資金額】38万2500円(100株)

ご飯詰め合せ、冷凍さぬきうどんセットなどの自社商品1000円相当――日本たばこ産業

JT(日本たばこ産業) <2914> の前身は日本専売公社。中核事業であるたばこ事業では国内だけでなく130以上の国と地域で商品を販売し、そのほか医薬品や加工食品などを展開する。加工食品事業ではテーブルマークグループを通じて、冷凍麺、冷凍米飯、パックご飯、焼成冷凍パンといった主食を柱に展開。また、ベーカリー事業ではベーカリーショップ「サンジェルマン」を展開する。

そのJTでは、6月末日時点の株主のうち、100株以上で1000円相当の自社商品から1点を、200株以上では2000円相当の自社商品から1点を、1000株以上では3000円相当の自社商品から1点を、2000株以上では3000円相当の自社商品から2点を選び、贈呈してもらえる。

選べる商品には、ご飯詰め合せ、富士山麓のおいしい水 2L 1ケース、カップ麺・ご飯詰め合せ、ご飯・飲料水詰め合せ、スープ・調味料詰め合せ、冷凍さぬきうどんセット(10食入)、越後の名水 550ml 1ケース、ベーカリーラスク・ジャム詰め合せなどがある。発送は4月中旬から順次届けられる。

なお、優待品の贈呈に替えて、相当額を東日本大震災および熊本地震の復興支援に対する寄付へ充てることも可能だ。

【権利確定日】6月末日・12月末日
【必要投資金額】30万2500円(100株)

トイレ用芳香洗浄剤、消臭剤などの自社商品5,000円相当+自社通販10%割引――小林製薬

トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレット」「サワデー」など人気商品で芳香消臭剤首位の座につく小林製薬 <4967> は、日用雑貨製造販売を柱に、「アンメルツ」などの医薬品、栄養補助食品、オーラルケア用品、スキンケア用品を幅広く展開。この会社の芳香剤や消臭剤が多くの家庭やオフィスで見受けられていることはいうまでもないだろう。

その小林製薬では、6月末日時点の株主のうち、100株以上で5000円相当の自社製品詰め合わせセットが贈呈されるほか、期間限定で自社通信販売製品の10%割引を受けることができる。自社製品詰め合わせセットの代わりに社会貢献団体への寄付を選ぶことも可能だ。

また、300株以上を3年以上保有する株主には、「東日本大震災 復興支援 選べるギフト」が年1回、追加進呈される。これは、オリジナルカタログから選んだ被災地の特産品をもらえるというもの。

詰め合わせセットの例としてウェブサイトに掲載されている商品写真には、消臭剤やマスク、トイレ用芳香洗浄剤、オーラルケア商品などが映っており、どこの家庭でも必要になりそうなものがセットになっているようだ。

【権利確定日】6月末日・12月末実
【必要投資金額】97万円(100株)

コカ・コーラ、ジョージアなどの自社商品詰め合わせ2,800円相当――北海道コカ・コーラボトリング

北海道コカ・コーラボトリング <2573> は北海道におけるコカ・コーラの製造・販売会社。コカブランドの道内限定商品として「ミニッツメイド 大人の贅沢ぶどう」「ミニッツメイド 大人の贅沢りんご」「ジョージア サントスプレミアム」「ジョージア ミルクコーヒー」などを展開する。なお、大日本印刷の子会社でもあり、地元有力企業も出資している。

その北海道コカ・コーラボトリングでは、6月末日時点の株主のうち、1000株以上で自社商品詰合せ(2800円相当)が、3000株以上で自社商品詰合せ(3500円相当)が贈呈される。

なお、贈呈例として掲載されている写真には、コカ・コーラやファンタなどの炭酸飲料、紅茶花伝や綾鷹などの茶飲料、ジョージアなどのコーヒー飲料、いろはすなどの飲料水、ミニッツメイドなどの果汁飲料が並んでいる。

【権利確定日】6月末日・12月末日
【必要投資金額】80万3000円(1000株)

カニ風味かまぼこ、おでんセットなどの自社商品1,000円分――一正蒲鉾

新潟の一正蒲鉾 <2904> は水産練り製品では国内2位、カニ風味かまぼこでは首位の座を誇る企業。マイタケも生産しており、水産練り製品とマイタケのほか、各種惣菜、スナック菓子などの製造販売も手掛ける。また、うなぎの蒲焼風練物など新商品の開発にも注力している。

その一正蒲鉾では、6月末日時点の株主のうち、100株以上で1000円相当の自社商品が、500株以上で3000円相当の自社製品が、1000株以上で5000円相当の自社製品が贈呈される。発送は9月中を予定。

参考までに過去の贈呈品としては、カニ風味かまぼこ、鯛入りかまぼこ、サラダフィッシュ、おでんセット、ちゃんこ鍋セット、きのこ加工品、食べる甘酒、胡麻とうふ、栗そうふ、さつま芋とうふ、えびを使ったスナック菓子などがあったようだ。

【権利確定日】6月末日
【必要投資金額】14万円(100株)

「KOIKEYA PRIDE POTATO」「スゴーン海老まるごと」など1,000円相当の自社商品詰め合わせ――湖池屋

湖池屋 <2226> は2016年10月1日に組織再編を実施し、社名を「株式会社フレンテ」から、創業の原点でありブランド名としてもなじまれている「湖池屋」の名を引き継ぐ形で変更。なお、この組織改編前、フレンテはグループの持株会社で、湖池屋はその子会社という形だった。

この組織再編に伴いロゴマークも変更され、「コイケヤ」とカタカナ表記されていたものが、六角形の中に「湖」と記され、その下に「KOIKEYA」とアルファベット表記される形となる。

新生・湖池屋は新製品の第1弾として「KOIKEYA PRIDE POTATO」を発売。これにより、スナック菓子の価値向上を目指し、高付加価値製品の投入によりプレミアム市場を創出するとともに、定番ブランドの活性化に取り組んでいくという。

その湖池屋では、6月末日時点の株主のうち、100株以上で1000円相当の自社商品詰め合わせが贈呈される。発送は9月末を予定。なお、ウェブサイトでは商品詰め合わせ例として、4種類の「KOIKEYA PRIDE POTATO」「カラムー超」「スゴーン海老まるごと」の写真が紹介されている。

湖池屋といえば、権利落ちによる下落リスクを避けるためのクロス取引で「逆日歩」が生じてしまい、1000円相当の自社商品を得るのに3万円以上かかったケースもあるが、果たして今回はどうなるだろうか。

【権利確定日】6月末日・12月末日
【必要投資金額】52万6000円(100株)

(ZUU online編集部)