22歳で満期?本当に使える学資保険は、これだ
さて、ここからは「学資保険」と「学資目的保険」を取り混ぜたリターンを考えてみたいと思います。
まず結論から言うと、学資保険の定番はやはりソニー生命の学資保険で間違いはありません。
問題は、満期の期日です。加入者で一番多いのが「18歳満期」ですが、あくまで18歳の誕生日に満期学資金が受け取れるわけではありません。保険会社の都合で設定がされていることと、全ての担当者がきちんと受け取りの連絡をするわけではないことが注意点です。
ですから、間違いないように『17歳満期』で加入するのが、大学進学費用準備に間に合います。大学進学は、入学金支払いが条件ですから、17歳にしておけば、心配はいらないのです。
日本生命の学資保険はリターン率が120%以上を誇るのですが、22歳満期なのが弱点です。17歳、あるいは18歳で解約する場合はリターン率は低くなります。
保険機能を考えず、全くのリターンを考えるならば アフラックの学資保険で『払い込み免除特則を外して』加入するのがよいでしょう。これは、契約者が万が一の時、以後の保険料支払い不用のサービスです。これは他の保険会社には保険料に含まれていますが、アフラックは別料金である点が特徴です。
リターンだけを考えるなら、こんな選択肢も
学資保険でさらに「安く入りたい」ならば、父親ではなく『母親』が契約者となることをお勧めします。女性の方が死亡年齢が高いため、若干ですが保険料は安く、リターンは大きくなります。
リターン率を高めたい場合は、0歳に加入し、10歳程度で払い込みが終わるものが一番です。残りの7年か8年は『寝かせておく』ことで、利息分が高くなります。月払いや年払いの金額は上がりますが、短期間に圧縮して貯蓄ができる、というわけです。
他の方法としては、55歳から65歳の年齢の祖父母がいる場合に『一括払いの終身保険』に加入してもらう方法があります。この商品は210万円ほどの現金を用意する必要がありますが、この保険は加入して3年目以降、どんどん利息がついていく商品です。イメージとしては、毎年1万円ずつ利息がついてくるのです。こうした商品は、ひたすら『寝かせておいて』10年後、17年後に解約をするのが賢い方法と言えそうです。契約者も被保険者も祖父母になりますが、もし条件が合う場合はこうした商品がお勧めと言えます。単品で商品を持っているソニー生命、プルデンシャル生命などで担当者の方に聞いてみましょう。
最後に、ネットで一度検索してみて頂きたいのがアクサダイレクト生命の『カチッと終身保険』です。払込期間を15年にして、この時点で解約返戻金の額をみればリターン率がかなりあることがわかるでしょう。この商品もおすすめの商品の一つと言えます。
学資保険を保険と考えるか、貯蓄と考えるか
皆さんは学資保険を、単なる保険と見るでしょうか?それとも貯蓄目的に活用するでしょうか?
もし貯蓄目的ならば、国債の方がリターン率がよいかもしれませんし、外貨預金の方がはるかに高い場合があるでしょう。ただ、保険のメリットはリターンの差益分が「50万円」までは無税ということです。単なるリターンだけでは、他の金融商品とは比較ができない、メリットのある商品と考えてみましょう。
保険か貯蓄か、これは敢えていうなら「割り切り」が必要です。貯蓄と割り切るなら、年齢の若い母親が契約者になった方がお得なのです。
今回のランキングも参考にしつつ、ぜひ賢い学資保険の活用方法を見つけてみてください。