小さな子どもを育てるママの1日はとにかく多忙です。子どもの世話をしながら掃除、洗濯、買い物、料理をして、ワーキングマザーの場合はさらに仕事もとなると、いくら時間があっても足りません。もちろん最近はパパも家事や育児を分担してくれるでしょうが、子供が小さければ小さいほど、ママの負担が大きくなりがちです。そんな状況でママが気にするのは、いかに家事の時間を短縮できるかです。また、できるだけ節約したいというのもママ共通の願いでしょう。そんな、時間もお金も節約したいママに役立つ情報を、まとめて紹介します。

子育て中は忙しい!?

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(写真=PIXTA)

子育て中のママは、子どもの世話をしながら、仕事や家事に追われます。総務省の「平成28年社会生活基本調査― 生活時間に関する結果 ―」によると、1日の家事関連時間(家事、介護・看護、育児、買い物)の平均は女性で3時間28分となっています。これは未婚の女性も含んでいるため、既婚女性に限れば4時間55分とさらに長くなります。

そして、6歳未満の子どもを持つ女性に絞ると、7時間34分とさらに時間が伸びます。未婚の女性の家事関連時間は約1時間なので、6歳未満の子どもを持つ女性と比べて6時間以上も差が出ていることがデータから分かります。

これほど忙しいと、「自分の時間がなかなか取れない……」とストレスを溜めてしまう場合があります。それが家庭の雰囲気に影響を与えてしまう場合も。しかし家事の時短を心がければ、時間と共に心にも余裕が生まれ、その余った時間を自分の時間にあてることもできます。時短を意識して家事などをこなすことは、忙しいママはもちろん、家庭にとっても良いことだといえます。

時短を兼ねた節約テクニック5つ!

ここからは、そんな忙しいママが時短&節約で使えるおすすめのテクニックを5つまとめて紹介します。

1. 食品はネットスーパーを活用
小さな子どもがいると、スーパーに買い物に行くのも一苦労です。でも今は、ネットスーパーを活用すれば、ワンクリックで必要なものはすぐに手に入ります。家でじっくり必要な物を考えられるので、「なんとなく買い」もなく、無駄なストックを抱えることもありません。毎日チェックしていれば、月曜日は卵が安いなど、価格の動きも目に見えるので、安いときに購入ができます。さらにネットスーパー独自のポイントもたまり一石二鳥です。

2. 家電や日用品は比較して購入
最近の高機能家電は、家事時間の短縮や、光熱水道費の節約が大いに期待できますが、買うときは比較サイトで最も安いものを探すのは必須です。ネットショップなら届けてもらえるので手間暇もかかりません。大物家電は通販では不安という場合にも、電気店に行く前に比較サイトで価格をリサーチして、その額よりも高ければ交渉を。日用品もAmazonや楽天市場といったネットショップのほうがお店で買うよりも安いケースが多々あるため、まずはチェックするとよいでしょう。

3. 料理は作り置きが◎
食材を毎日ちょこちょこ買うのは無駄遣いのもとです。ある程度まとめて購入することを心がけるのが節約の第一歩です。料理も週末などに1週間分を一気に作ると、毎日調理をしなくて済み、時間の節約ができます。食材を使い切ることで「買ったものの調理をする前に腐らせてしまった」というムダもなくなります。

4. 冷蔵庫は整理しよう
冷蔵庫の使い方にも工夫を。冷蔵室に食材をぎゅうぎゅうに入れると、冷却効率が悪くなり電気代が上がってしまいます。また物がたくさんありすぎると、何がどこにあるのかわからず、冷蔵庫の扉を開けて探す時間が増え、それもまた電気代に負担がかかります。その探す時間自体がムダとも言えます。一方で、冷凍庫はたくさん入っていて隙間が無いほうが、庫内の温度が下がります。ですから、冷蔵室は食材を詰め込まず、冷凍庫は多めに入れることを心がけましょう。

5. ネット銀行を活用しよう
忙しいと銀行に行く時間も惜しいもの。そこで活用したいのが、PCやスマホから振り込みや残高確認などの操作ができるネット銀行。多くのネット銀行は、普通預金でもメガバンクなどの店頭よりも金利が高くお得です。共通ATMを使えるケースもあり、お金の引き出しに極端に困るということは少ないでしょう。

時間を賢く使って子育てを乗り切ろう!

子どもは小さい時ほどしっかりと見ていなければならず、また、やらなければならないことも多いので、時間も神経も使ってしまいます。しかし、子どもはあっという間に成長するもの。それを一番近くで見守り、自分も一緒に成長をしていける経験は何ものにも代え難いでしょう。

子育て中の家事は「いかに効率良くこなせるかを楽しむ」という風に考え方をチェンジして乗り切りましょう。時間を効率的に使うという意識やテクニックは、仕事や趣味でもきっと役立つはず。合わせて節約も心掛けて、子どもの将来のためのお金を貯めていければベストです。さまざまな工夫をすることで、楽しい子育てをしていきましょう。 (提供:マネーLife Style


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