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「うっかりミス」を知り、行動を見直そう
上手くお金を管理しているつもりでも、何故かお金が貯まらない−−。そんなジレンマに悩んでいる人は、気付かないところで「うっかりミス」をしているのかも知れない。
“The Economy of You”の著者でUS Newsのエディター、キンバリー・パルマー氏や、CNBCのテレビ番組の司会者も務めた金融の専門家スーズ・オーマン氏は、お金が貯まらない人たちが犯しやすいミスを指摘指摘している。そんな彼らの「ありがちなお金の失敗と回避術」から、10のありがちなミスを紹介しよう。
これを参考に、ぜひ自分の行動を見直してほしい。
1.短期的な予算しか立てない
「上手に家計をやりくりするために、毎月予算を立てている」という人が多いが、1カ月ごとに予算を立てるよりも、1年間の長期的な予算計画を立てる方が効果的だという調査結果が報告されている。
1カ月先よりも1年先の方が予想しにくいため、「万が一」に備えて支出を抑え気味に、あるいは緊急用の予算を高く設定する傾向があるからだ。
大学生を対象に実施した調査では、1カ月ごとの予算を実際の使用金額よりも40%低く見積もっていたのに対し、1年ごとに予算を立てると実際よりも3%高く見積もっていた。