3月決算企業の第1四半期決算発表も終盤に差し掛かってくるなか決算発表を行う企業も徐々に減少傾向にあります。しかし、TOPIX500採用の3月決算銘柄に限っても昨日も30社の企業が決算を発表しています。そこで今回は早速8月9日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に集計してみました。
そのなかで決算発表を受けて株価が堅調だったのが長谷工コーポレーション <1808> や奥村組 <1833> 、ロート製薬 <4527> 、太平洋セメント <5233> 、大日本印刷 <7912> 、ニプロ <8086> 、丸井グループ <8252> などで、第1四半期の営業利益が二桁の増益となったことで買われました。一方で第1四半期の営業利益が減益となった清水建設 <1803> や飯田グループホールディングス <3291> 、関西ペイント(4613)などの株価が軟調となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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