有史以来、約束事の証の主流であった紙の契約書を、クラウド上のオンライン電子署名に置き換えるプラットフォームを提供する業界リーダーの米企業が、ドキュサイン(DocuSign、ティッカー:DOCU)だ。ペーパーレス化によって企業や顧客の契約上の手間やコストを劇的に下げる利便性が好評で、売上も急成長している。

米投資家向けサイトINVESTOR’S BUSINESS DAILYが「IPO Stock Leader Set To Turn Profitable, Offers New Buy Point」と題した報道にて、2020年の売上が2018年から260%増加して、1株当たり18セントに達するとの予測をしている。米投資家たちが「大化け」を期待する注目銘柄である。

目次

  1. ドキュサインの強み 収益源は利用企業の継続課金
  2. 決済もできる電子署名の世界標準へ
  3. 業績拡大のカギは海外事業