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子どもが独立したら保険を見直す理由

そもそも子どもが独立したらなぜ保険を見直す人が多いのでしょうか?それは家族内におけるリスクの減少によるものです。

子どもが小さいうちは親に万が一のことが起こると子どもに経済的な苦労をかけてしまう可能性があります。しかし、子どもが就職して社会人としてお給料をもらい一人でも生活していけるくらいの経済力を身につけると、そんなに大きな保障は必要なくなります。

そこで多くの方は子どものためにと契約していた保険を自分のため、もしくは夫婦のためという視点に切り替え余分な保障を減らし今後必要になりそうな保障を手厚くするなどの見直しをはかります。


1. 定期型から終身型へ保険を見直し

これまで死亡保障や収入保障など金額の大きな保険を定期型で契約していた方は、保険金額を減らして終身型に見直すケースが多いです。

定期型は保険契約の期間が定まっているので保障が最長約80歳程度までとなってしまいます。しかし終身型であれば保険契約は一生涯継続させることが可能です。

これまで家族のためにと大きな保障をつけていた親が子どもの独立にともない、自分に万が一のことが合った場合に家族に迷惑をかけない程度の保険をということで、保険金額を減らす代わりに現在の保険料で一生涯続くという終身型の保障に切り替えます。特にこれから生活習慣病などを発症するリスクの高い50代の方々は今後のリスクに備えて医療保障を手厚くする傾向もあります。


2. 死亡保障を減らして保険料を下げる

子どもが独立しないうちは数千万円単位の保障が必要になる時もありますが、夫婦だけであればそんなに多額の保険金は必要ないとも考えられます。

死亡保障の金額は保険料に大きな影響を与えますから、保険を見直す際には重要なポイントです。子どもが独立したあとに必要になる死亡保障は「お葬式代くらい」といった意見が一番多く、300万円~500万円程度の保障とする方が多いです。また、定期ではなく終身型の保険かつ65歳くらいまでの払い込みでその後は保険料を必要としない支払い方法が人気です。

やはり収入の上限がある年金生活を考えると固定費を減らしておいた方が、生活費にゆとりが出ます。そのためなるべく老後には負担をかけないように、働いているうちに保険料の支払いを済ませてしまおうという方が多くいらっしゃいます。