2018年11月1日10時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日10月31日(水)の米ドル/円は、NY市場で反落したため113円台を維持できずに10月の取引を終えた。ロンドン16時(日本時間25時)のフィキシングの前後でドル売り・円買いフローが観測されており、昨日31日(水)の下落は月末特有のイレギュラーな動きと見て良いだろう。本日11月1日(木)の相場展開に影響が残る事はなさそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
そうした中、目先の市場の関心は明日2日(金)の10月分米雇用統計に向かうと見られる。 昨日10月31日(水)は前哨戦の10月分米ADP全国雇用者数が発表されており22.7万人増と高い伸びを記録した。「明日への期待」が本日1日(木)のドルの下値を支える公算で、市場ムードの急変がなければ20日移動平均線などが通る112円台半ばは、サポートされそうだ。一方、昨日10月31日(水)レジスタンスとなった113.30円台を突破できれば、113円台後半への上伸も視野に入るが、そのためには世界的な株価続伸などの強い追風が必要となろう。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。