3月決算企業の中間決算発表が先週からスタートしています。先週は始まったばかりということもあって決算を発表する企業もまだわずかでしたが、それも今週に入って徐々に増えTOPIX500採用の3月決算銘柄に限ると昨日がピークとなりました。そこで今回は昨日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

それをみると折り返し地点の中間期ということもあって昨日も業績予想の修正が目立ち、3割以上の企業が業績予想を見直しています。例えば武田薬品工業(4502)やTDK(6762)、村田製作所(6981)などが通期の営業利益の見通しを上方修正した一方で、アステラス製薬(4503)や日東電工(6988)、マツダ(7261)、東京エレクトロン(8035)などが通期の営業利益の見通しを下方修正しています。

決算集計(10月31日発表分)
(画像=マネックス証券)
決算集計(10月31日発表分)
(画像=マネックス証券)
決算集計(10月31日発表分)
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もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

3先週からスタートした3月決算企業の中間決算発表も今週に入って一段と本格化しています。こうしたなか明日は新日鉄住金(5401)や伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)、三菱商事(8058)などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
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