健康のために何かスポーツを始めたいと思っていても、仕事や家庭のことで忙しい中では、まとまった時間が取りにくいものです。
そんな、まとまった時間がないという人にもおすすめのスポーツがウォーキングです。いつでも、どこでも、思い立った時に始められるウォーキングは老若男女問わず人気を集めています。ウォーキングを始めたい時には、何を準備すればいいのでしょうか。そして、東京のウォーキングコースについてもご紹介します。
ウォーキングを始めたい!何を準備する?
ウォーキングは歩くだけのスポーツなので、特段準備するものはないと思われるかもしれません。しかし、快適に楽しむために用意しておいたほうがいいものがあります。まずはスニーカーについて見てみましょう。選ぶ際には、少なくとも以下の部分を確認しましょう。
・つま先が当たらないか
・甲はきつくないか
・かかと部分の形が足のカーブに合っているか
・くるぶしは当たらないか
・アーチラインが自分の土踏まずの形と合っているか
ファッショントレンドがストリートに流れていることもあり、機能性、デザイン性に富んだスニーカーがラグジュアリーブランドやスポーツブランドから発売されています。特にナイキ×アンダーカバー、アディダス×カニエ・ウエストとスポーツブランドとデザイナーが組んだスニーカーアイテムは履きやすくファッショナブルでおすすめです。
最近は、靴もECで手軽に購入することができますが、足の故障を招かないためにも、試着してからの購入をおすすめします。その際には、足が大きくなる時間帯である昼に、試着してみるようにしてください。
靴を準備できたら次はウェアです。ジャージなどの運動着をすでに持っている人もいるでしょうが、専用のウォーキングウェアを着ることで、モチベーションががアップすることも。また、身体の故障を防ぐこともできます。特に男性は、長距離を歩くと股ずれが起こりやすいので、予防するためにも肌にフィットするタイツの着用は必須だといってもよいでしょう。
お気に入りのウェアとスニーカーを纏って、以下を歩いてみるのはいかがでしょうか?
歴史と季節を感じながらのウォーキング・広尾
1時間程度の時間があるならば、広尾の街はいかがでしょう。聖心女子大学があり、外国人も多く住むハイソサエティーな雰囲気です。歩きながら見ておきたいのは、広尾ガーデンヒルズの近くにある大銀杏で、渋谷区の天然記念物にも指定されています。イチョウの葉の色づきで季節を感じられるのもウォーキングの楽しみの一つです。
旧いもり川道、日本画専門の山種美術館を経由して明治通り沿いを歩くと、臨済宗のお寺である祥雲寺が見えてきます。このお寺には、安土桃山時代から江戸時代初めに活躍した福岡藩主・黒田長政の墓地があります。黒田長政以外にも数多くの大名の墓も並んでおり、歴史ファンならばぜひ見ておきたいスポットです。
異国の雰囲気が味わえる?麻布で大使館めぐり
港区の三田や麻布周辺は外国の大使館が多い場所です。このエリアをウォーキングコースにするのはいかがでしょうか。東京メトロ大江戸線赤羽橋駅からスタートし、桜田通りを経て、綱の手引坂・綱坂周辺に進むとイタリア大使館があります。さらに歩いていくと、オーストラリア大使館、大韓民国大使館も見えてきます。その先にある新坂の辺りにはフィンランド大使館、パキスタン大使館があります。南部坂周辺のドイツ連邦共和国大使館、スイス大使館、ノルウェー王国大使館を経て広尾駅に到着すればウォーキングは終了です。
時間にして45分程度の道のりですが、坂が多いエリアのため、足腰を鍛えるにはもってこいのルートでしょう。いろいろな国の大使館の建物を見学しながら歩くのもおすすめです。
レトロな街を楽しむならば新宿・早稲田周辺へ
東京メトロ東西線早稲田駅から始まる50分ほどのウォーキングコースでは、懐かしい風景を楽しめます。スタート地点近くの早稲田大学では、1927年に建設された時計塔や大隈記念講堂を見ることができます。キャンパス内は一般公開されているため、誰でも入ることが可能です。早稲田大学を過ぎ、新目白通りを歩いて行くと見えてくるのが都電荒川線です。レトロな雰囲気の電車と線路は、昭和の風情を感じさせます。その光景を懐かしく感じる人もいるのではないでしょうか。
そして、荒川線の先には日本庭園・甘泉園公園があります。元々は尾張徳川家の拝領地だった場所ですが、四季折々の風景を楽しむことができ、「日本の歴史公園100選」にも選ばれているほどです。そして最後は諏訪神社です。平安時代の歌人である在原業平が、妻と出かけた際に2人で道に迷い、再会した場所と言われている「諏訪の森」もあります。
気軽に楽しくウォーキングを楽しもう
1時間以下で楽しめるウォーキングコースをいくつかご紹介しました。最近ほとんど歩いていなかったという場合には、初めは無理をせず、短いコースから始めて徐々に距離を伸ばしていきましょう。その際には、準備運動やアフターケアを忘れずに行うようにしてください。誰でも楽しめるウォーキングは、生涯続けられる趣味としてもおすすめです。(提供=JPRIME)
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