40代は部下ができたり役職を与えられたりと、仕事にやりがいを感じられる一方、会社での責務が重くなってくる年代ですね。そんな40代の年収を徹底解明していきたいと思います。

40代の平均年収は500万円程度

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(画像=Moobin/Shutterstock.com)

全年齢の勤労者で見ると、給与所得者の平均年収は422万円。男性521万円、女性280万円です。この中で40代の平均年収は477万円。男女別にみると、男性598万円、女性300万円となっています。(国税庁「平成28年分民間給与実態統計調査結果について」より)男性と女性で、ずいぶんと年収が違いますね。

また、学歴別でみると、40~49歳の男性は大学・大学院卒が456.5万円、高専・短大卒が349万円、高校卒が320万円、女性の場合は、それぞれ352万円、272万円、219万円となっています。男性も女性も、学歴による年収の差は大きいようです。(厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況」より算出)

年収ではなく手取りはいくら?

今まで紹介してきた年収は、いわゆる「税込み年収」で、「手取り収入」とは違います。「手取り年収」とは、税込み年収から、「年金保険料(会社員の場合は厚生年金)」「健康保険料」「雇用保険料」「所得税」「住民税」を引いた、実際に生活に使えるお金のことで、「可処分所得」とも言います。

「所得税」や「住民税」は、扶養家族の有無や住宅ローン控除の有無などで、同じ年収でも納める税金は異なりますが、「税込み年収」×0.7~0.8=「手取り収入」と考えておくと良いでしょう。

なぜなら、収入から引かれる金額は、社会保険料だけで約15%。所得税と住民税として引かれる金額も5~15%程度になるので、手元に残るのは7~8割だからです。

40代独身女性の平均年収は360万円

女性の場合は、結婚の有無で平均年収が変わってきます。全国単身世帯収支実態調査(平成26年)によると、40代の独身女性の平均年収は363万円。40代女性の平均年収が300万円ですので、既婚女性に比べて独身女性の収入は高くなる傾向があります。社会保険料などを引いた手取り年収は、約270万円となっており、月々にすると23万円程度が振り込みされるお給料です。

女性で年収が500万円を超える人は、全体の10%程度、年収900万円を超える人は1.3%です。女性の場合は年収が500万円を超えると、高収入と言えるのではないでしょうか。
(国税庁「平成28年分民間給与実態統計調査結果についてより」)

中小企業勤めの場合は500万円より下回る

平均年収は企業規模によっても変わります。従業員が100人未満の事業所では、年収300万~400万円以下が最も多くなっていますが、100~5,000人未満では年収400万~500万円以下、従業員が5,000人以上の企業では年収が1,000万~1,500万円以下の割合が多くなるなど、企業規模が大きくなれば、収入も多くなるようですね。(国税庁「平成28年分民間給与実態統計調査結果について」より)

また、都道府県別でみると、年収が一番高いのは東京都で、次いで神奈川県、大阪府、愛知県となっています。(厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況」より)

平均年収以上もらっている業界はここ

国税庁「平成28年分民間給与実態統計調査結果について」の業種別の給与階級分布より、収入の高い業種ランキングをみていきたいと思います。第1位は電気・ガス・熱供給・水道業769.4万円、次いで金融業・保険業625.9万円 、情報通信業 574.8万円、学術研究,専門・技術サービス業,教育,学習支援業502.7万円となっています。業種によって、ずいぶんと差がでてきますね。

会社の規模や業種が収入の鍵を握っているようです。

正社員か非正規かで倍以上の差がある場合も

国税庁「平成28年分民間給与実態統計調査結果について」によりますと、正規社員の平均年収は486.9万円に対して、非正規の場合は172.1万円と、2倍以上も差が開いています。

年収は、長い目で見ると生涯年収や、先々もらえる年金にも影響してきます。正規社員でない方は、正規社員への登用試験などにチャレンジすることも大切です。

年収アップを狙うなら転職や副業も選択肢に入れて

また、現在正規社員の方は、転職で年収アップを狙っていきましょう。40代の場合は、職種を変えず、先述した給与の高い業種や企業規模の大きな会社への転職がステップアップの一つの方法です。また、現在大企業にお勤めの場合でも、中小企業の管理職として迎え入れられると収入アップのチャンスもありますよ。

転職の場合は、求人情報を見るのも良いですが、転職サイトなどに登録して見るのも手です。専門職の場合は、専門の転職サイトが増えています。

もちろん、今の仕事の延長戦で考えるだけでなく「お財布を2つ持つ」という意味で、週末起業により副業を持つのもオススメです。自分で稼ぐ方法だと、会社の業績に左右されず、働く時間や収入を自分でコントロールすることができるというメリットがあります。定年もありませんし、自由度の高い仕事です。仮に上手くいかなくてもリカバリーできるように、初期投資のかからない方法でお試ししてみるのも良いですね。

今は、いろいろな働き方、収入の得方があります。豊かな生活の資金を、どこでどのように得るのか?考えるキッカケにしてみてください。

文・冨士野喜子(ふじのFP事務所所属)/fuelle

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