「ゴールドカードは憧れるが、クレジットカードに年会費もかけるのも…‥」と悩んでいる人は、まず年会費無料のゴールドカードを持ってみてはどうだろうか。ここでは、初めての“金”に適した5枚を紹介しよう。

イオンゴールドカード――最高3,000万円の旅行傷害保険が付帯

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(画像=gopixa/Shutterstock.com)

イオンをよく利用する人、そしてカードに付帯する各種保険の充実を望む人にチェックしてもらいたいクレジットカードが、Visa、MasterCard、JCBの3つのカードブランドから選べる「イオンゴールドカード」だ。

このカードは年会費無料だがインビテーションが届いた人でなければ作れない。インビテーションは、すでにイオンカード(一般カード)を持っている人が年間100万円以上のクレジット支払いをした場合に届くので、まだイオンカードを持っていない人は、まずそれを作るところから始める必要がある。イオンカードは年会費無料で作ることができる。

イオンをよく利用する人にとってメリットとなるのが、イオン店内に設置されたイオンラウンジを無料で利用できることだろう。3名までの同伴者と一緒に利用できるこのラウンジではドリンクサービスが提供されるほか、新聞・ソファなどが用意され、ショッピングの合間にちょっと休みたい時などに最適だ。

また、このカードには最高3,000万円の海外・国内旅行傷害保険のほか、年間最大300万円のショッピング保険も付帯しており、これは本会員だけでなく家族カード会員にも適用される。年会費無料ということを考えると、十分充実した保険内容といえるだろう。

なお、イオンゴールドカードには羽田空港国内線の複数のラウンジを無料で利用できるサービスも付帯する。年会費有料のゴールドカードと比較すると見劣りしてしまうが、それなりに活用しがいのある特典といえる。

セブンカード・プラス ゴールド――イトーヨーカドーとnanacoを使用することが多いなら

イトーヨーカドーや電子マネー「nanaco」をよく利用する人はVisaとJCBの2つのカードブランドから選べる「セブンカード・プラス ゴールド」を検討してもらいたい。

セブンカード・プラス ゴールドは、一般カードにあたるセブンカード・プラスで利用実績を積んだ会員にインビテーションが届く形でのみ入会可能であり、年会費は永年無料。一般カードに付帯している、海外での買い物に適用される年間最高100万円のショッピングガード保険が、ゴールドでは国内でのショッピングにも適用される。

またnanaco一体型のカードを選べること、イトーヨーカドーで割引を受けられることを重視する人にとっては便利に使えるカードだ。だが、これらの機能や特典は一般カードでも利用できる。一般カードは年会費500円(税込)であり、これが一定の条件満たすことで無料になることから、年会費永年無料が確約されるこのゴールドカードには名誉会員的な意味合いがありそうだ。

エポスゴールドカード――年間50万円以上利用で年会費無料 ゴールドらしい特典も

エポスゴールドカードは、空港ラウンジサービスなどゴールドならではといえる特典を利用することができる。無料で利用できる空港ラウンジは国内主要19空港とハワイ・韓国の2空港。さらに、ハワイ・ホノルルのDFSギャラリア内ラウンジも利用できる。

旅行関連では、最高1,000万円の海外旅行傷害保険が付帯するほか、このカードのブランドとなるVisaがゴールド会員向けに提供する国際線クローク(手荷物一時預かり)、空港宅配、海外Wi-Fiレンタル、海外でのカード紛失時の緊急カード、ホテル予約サイト「Kaligo.com」などでの優待も受けられる。

また、マルイで買い物をすることが多い人なら、マルイやモディでクレジット支払いした時のポイントが2倍(還元率1%)に、リボ払いなら3倍(還元率1.5%)にポイントアップされるうれしい特典も。年4回のセール「マルコとマルオの7日間」期間中のショッピングが何度でも10%オフになる。

このカードには5,000円の年会費が設定されているが、年間50万円以上の利用で翌年以降永年無料となるため、実質的に年会費無料と考えていい。それでも初年度のみ年会費が必要となるが、年間で100万円以上のクレジット支払いがあると、通常の獲得ポイントに加えて1万円相当のボーナスポイントが付与されるので、それを計算に入れるとやはり年会費実質無料といっていいだろう。

年間100万円というと大きな金額に思えるが、毎月のクレジット額に置き換えると8万4,000円ほどでしかなく、光熱費や携帯料金、スーパーやコンビニ、外食といった日常的な消費だけで容易に達する金額だ。

または、年会費無料のエポスカードを作り、その利用実績を積むと、カード会社からインビテーション(招待)が届くので、その段階で入会すると最初から年会費永年無料となる。

ここで紹介しているほかのカードにも共通することだが、一般カード保有者にゴールドカードのインビテーションが届く条件は、年間100万円以上の利用が1つの基準になるといわれている。

NTTグループカードゴールド――年間100万円以上利用で年会費無料 旅が充実

空港ラウンジ無料利用と付帯保険の両方を充実させたい人は、VisaとMasterCardの2つのカードブランドから選べる「NTTグループカードゴールド」を考えてみてはいかがだろうか。

初年度のみ5,000円(税別)の年会費がかかってしまうが、年間100万円以上のクレジット支払いという条件を満たすと次年度以降は年会費無料となり、年間150万円以上なら家族カードの年会費1,500円(税別)も1名分無料となる。

先にも述べたように、年間100万円のクレジット支払いは決して高いハードルではないため、2年目以降から年会費実質無料で使えるカードと考えていいだろう。

このクレジットカードには国内主要28空港とハワイ・韓国の空港のラウンジ、そして、ハワイ・ホノルルのDFSギャラリア内のラウンジを無料で利用できる特典がある。このほか、最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険と年間最大300万円のショッピング保険が付帯する。

NTTグループカードゴールドは、初年度を除き、年会費実質無料でゴールドカードらしい特典やサービスを利用できるカードだと言える。

三菱UFJ-VISAゴールド――年間100万円以上の利用で年会費無料になる銀行系カード

銀行系クレジットカードを年会費実質無料で持ちたい人は「三菱UFJ-VISAゴールド」を。このカードは年間100万円以上のクレジット支払いにより翌年の年会費(1万800円・税込)が無料になることから、実質的には年会費無料と考えていいだろう。

なお、本会員の年会費が無料になる場合、家族カード年会費1,620円(税込)についても1名分無料となる。

このカードのゴールドらしい特典・サービスといえるのが、最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険だ。この保険には、カードを持っていない家族にも最大1,000万円の補償がつく家族特約もついており、いざというときに頼りになる。

そのほか、最高300万円のショッピング保険や、国内主要28空港とハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料で使えるといったサービスもゴールドならではといえる。

文・モリソウイチロウ(ライター)/MONEY TIMES

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