40代独身女性の貯金の平均額はいくら?目安はどのくらい?

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(画像=PIXTA)

40代の貯蓄額の平均は936万円

40代の貯蓄額の平均値は936万円、中央値は30万円でした。「貯蓄がない」と答えた人の割合は45.9%です。

全体としての貯蓄額の平均値は30代に比べて上がっていますが、中央値と貯蓄がない人の割合は悪化しています。貯蓄ができない人はそのまま、貯蓄ができていた人は着実に貯蓄額を増やしているようです。

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老後のために、いくら貯金できればよいかは人それぞれ

最終的にいくら貯金できればいいのかは「人による」のが現実です。ゼロでも何とかなる人もいれば、仮に1億円あっても足りないという人もいます。なぜなら、「いくらあれば大丈夫か」は、その人の生活水準を維持するのに必要なお金と将来的な年金受給金額、そして「何歳まで生きるか」によって大きく変わってくるからです。

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老後資金、年収400万円で90歳まで生きるとすると3,300万円の貯金が必要

自分に必要な資金は、「現在の生活費と将来の年金額との差額」を「適当な余命年数分」蓄えておくのが基本となります。

仮に現在の生活費が月25万円、将来の年金受給額が月14万円(会社員で平均年収400万円の場合の大まかな受給額)で考えてみましょう。65歳から90歳まで25年間生きるとすると、25万円(生活費)-14万円(年金受給額)で月あたり11万円、生活費が不足しています。それが25年続くので、11万円×12ヵ月×25年で3,300万円を蓄えておくことが必要です。

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漠然とした不安を解消するために、いつどんなお金が必要か書き出してみよう

今後の人生で特にお金がかかるのは、いつどんなタイミングなのかを明確にするため、一度、この先の自分を想像してみましょう。

結婚する?家を買う?海外旅行?ペットを飼う?大きな病気にかかったら?――など、今後あるかもしれない、お金のかかりそうなイベントを書きだします。おおよその時期と予算を見積もります。例えば、こんな感じです。

内容 必要額 時期
住宅購入 3,000万円 10年以内?
海外旅行 50万円 3年に1回
ペット 30万円 + 月1万円 2年以内に犬を飼いたい!

などなど。。

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貯蓄率とは手取り収入から貯蓄にまわした割合。40代の貯蓄率は15%

貯蓄率とは、年間の手取り収入(可処分所得)からどれだけ貯蓄に回したかという割合のことを言います。手取り収入の中には、ボーナスや見舞金などの臨時収入も含まれ、黒字率と言われることもあります。

まず、20代と30代の貯蓄率は19%と、手取り収入の約2割を貯蓄に回していました。

若い時に収入の2割を貯蓄できる習慣が作れればひとまずは及第点ですが、一方でまったく貯蓄をしなかったという人が、20代で19.4%、30代では16.5%の割合でいました。

40代の貯蓄率は15%、50代では14%と、世代が上がるにつれて徐々に減少していきます。

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1人暮らしなら手取り収入の15%〜20%を貯金にまわそう

不動産流通推進センターの調査によると東京圏のワンルームマンションの平均家賃は平成30年3月時点で72,280円です。年収200万円代・300万円代の場合、前出の表から黒字率は30%以上ですが毎月の家賃が貯金に与える影響は大きくなります。「家賃は手取り収入の3割以内」というフレーズを耳にしたこともあるかと思いますが、年収が300万円代までの場合には手取り収入の3割以内に抑えないと貯金に回すのが厳しいでしょう。

年収400万円・500万円の場合、毎月10万円以上の黒字がありますので家賃72,000円を差し引いても毎月3万円の貯金はできていると言えます。手取り収入の15%、20%を目指していきたいところです。

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40代独身女性はどんな金融商品を使って貯金している?

では、貯蓄している場合どんな金融商品を保有しているのか、保有の多い順にあげると定期性預貯金(38.1%)、通貨性預貯金(27.6%)、生命保険など(21%)、有価証券(5.5%)、その他(7.8%)となっています。

定期性預貯金は銀行などの定期預金、通貨性預貯金は銀行などの普通預金、生命保険などは貯蓄型保険、有価証券は株式・投資信託・債券などです。引用

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財布の色で分かるおすすめ貯金方法に、アプリを活用した貯金方法

お財布の色で分かるタイプ別貯金方法。赤色の財布の場合は?

メモを取るときに重要な部分は赤で書いたりマークしたり、赤は注意を引く色ですね。風水的には赤はパワーが強い色で、赤を好む人は精力的で情熱を持っている人のようです。ですから、貯蓄も積極的に行うと成功しやすいかもしれません。

例えば、ボーナスが出たらボーナスすべてを貯蓄に回す、そのかわり、ボーナス月は給料からは貯蓄をしないなど、支出はしつつもダイナミックに貯蓄をすることで資産を増やしていけることでしょう。

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貯金アプリの「おつり貯金」の仕組み

スマホの貯金アプリとは、事前に設定しておくと買い物の「おつり」をこつこつと貯金してくれるサービスです。代表的なアプリは「しらたま」と「finbee(フィンビー)」。どちらも基本料金は無料で仕組みもほぼ同じです。

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使いやすい家計簿アプリを見つけよう

家計簿アプリと一口で言っても入力方法や機能などさまざまな違いがあります。一体、どのようなタイプが使いやすいのでしょうか? 3つのタイプ別におすすめのアプリを紹介します。

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貯金・貯蓄のコツやポイント、テクニックを知ろう

お金をためるコツは「ストレスをためない」こと

1. 優先順位を決め「1点豪華主義」でお金を使う
すべての支出を全力で我慢するのではなく、自分の中で「お金をかけても良いところ」と「徹底的に節約するところ」をはっきりと分けましょう。メリハリが大切です。

食費、交際費、服や靴、趣味代など、自分が何にこだわりを持っていて、どれにお金を使えば一番幸せに感じるのかを考えてみます。

「1点豪華主義」で、最も重要だと思ったものにはお金を使ってもいいことにするのです。持続しやすいように、あえて少しだけ抜け道を作っておくのがポイントです。

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お金を貯めるコツを5つ紹介

1. 目標設定を明確にする
「何のために貯蓄するのか?」という目的が明確にないと、目先の誘惑に負けてしまいます。「何年後に」「いくら」貯めると、生活がどのように充実するのか?をイメージをし、具体的な金額設定をすることが大切です。

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節約で重要なのは固定費の削減

1ヵ月に貯金する目標金額が決まったら、それに向けて何を削ることができるのかを考えていきましょう。このとき、毎月必ず出て行く「固定費」から見直すのがポイントです。

最初に見直したいのが、スマートフォンやインターネットプロバイダー料などの通信費。

スマホ代に1万円近くかかる人は、格安スマホや格安SIMなどの利用を検討しましょう。プロバイダー料金はセット割引が使えないかチェックしたり、ポケットWi-Fiなどを利用したりすれば、スマホの料金と併せて節約できます。

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40代独身女性の貯金テクニック。年収350万でも年100万円は貯められる(2018/09/12掲載)

毎月いくら貯めればよいのかを計算し、コツを参考に実践!

貯金のコツ1 「なぜその100万円を貯めるのか」をはっきりさせる

100万円を貯めるのは「目的」ではなく、あくまでも自分がやりたいことを叶えるための「手段」に過ぎません。まずはその100万円で「自分は何をしたいのか」を明確にしておきましょう。

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500円玉貯金を続ける3つのコツ

1.未来の何に必要か考える
まずは「未来の何に必要か考える」ことです。

そもそもなぜ500円玉貯金を始めるのでしょうか。この理由が「何となく貯めたい」ではなかなか続かないでしょう。例えば老後のためや教育費のため、旅行のためといったことから始め、さらに詳しい未来の使途をイメージしましょう。500円玉貯金をする理由を明確に考えることが重要です。

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貯金は節約から!1000万円も夢じゃない?すぐに取り入れたい節約術

FPがおすすめする節約貯金術10選

節約貯金術1、先取貯金
給料が振り込まれたら、すぐに貯蓄用の口座へお金を移しましょう。お金が残ったら貯金をするのでは、なかなか貯まりません。お金を使う前の先取貯金をすれば、確実です。無理のない金額で、自動的にお金が引き落とされて貯まる仕組みを作りましょう。

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目指せ1000万円!一人暮らしから大家族までできる10の節約貯金術(2018/08/30掲載)

節約方法間違ってない?継続的に節約するためのポイント12選

節約術1. スマホ代を見直し、固定費を下げる

スマホの契約プランを見直したり、格安スマホに乗り換えたりするだけで月々のスマホ代は数千円までおさえられます。利用方法の見直しも効果的で、通話料は無料通話アプリの利用で節約できます。

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おひとりさまが陥りがちな無駄な支出を3つ紹介。無駄を見直して節約を

おひとりさまに生命保険は不要

知り合いに進められて、または新入社員の時に団体保険だとお得だからと言われ、何も考えずに生命保険に加入してしまった人はいませんか?保険は社会人の常識と言われることもありますが、生命保険に加入するのは、基本的に「自分に万が一のことがあった時、生活ができなくなる人がいる」場合だけでいいと考えましょう。

こう考えると、おひとりさまの場合、親を扶養しているなどの特殊な事情がない限り、ほとんどの人に生命保険は必要ないと言えます。

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節約できて貯金を増やす方法3選!おひとりさまに効果大(2018/11/27掲載)

目指せ食費1万円!「ゆる節約術」5選

食材は数日分をまとめ買い

食材はまとめ買いするのが、食費節約への第一歩です。買い物に行く回数を減らすことで無駄な出費を抑えられ、予算管理もしやすくなります。

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目指せ食費1万円!無理せず貯金が増える「ゆる節約術」5選(2018/06/05掲載)

効率的に貯金をするためのおすすめの貯金方法4選

(2)貯金専用口座を用意して自動で定額入金の設定をする

勤務先の会社に財形貯蓄制度がない場合は、同じような仕組みを自分で用意しましょう。給与が振り込まれた瞬間、開設しておいた貯金専用の口座に一定の金額が自動的に移るように設定しておくのです。この貯金用口座は「入金はしやすく、出金はしにくい」のがベストです。引用

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おすすめの貯金の方法4選!支出を減らす節約のコツも紹介(2018/11/29掲載)

貯金には銀行の利用も重要!積立貯金におすすめの口座や口座活用方法

節約で削減できたお金を貯金する仕組みづくり

節約だけで満足しないためには、節約で削減できたお金を、すぐに貯金に移せるシステムを作ることが一番です。その方法を2つご紹介します。

1. 貯金箱を使った「つもり貯金」

コンビニで飲み物を買うのを我慢できたら貯金箱に150円、いつも買っている美容雑誌の内容が特に必要でなく、買わずに済んだなら800円というように、節約の都度、その金額を貯金箱に入れます。引用

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節約で満足してませんか?節約を貯金につなげるシステムづくりの方法(2018/10/31掲載)

貯金専用口座をつくるべき3つの理由

次に「用途別に専用口座をつくるメリット」を解説します。先ほどの貯金できない理由を踏まえると、専用口座をつくることで以下の効果が期待できます。

1.収入から先に貯金を確保できる
2.生活口座の残高は「生活費の上限」なので計算しやすい
3.専用口座の通帳やカードに目標を書くことで「貯める理由」を忘れなくなる引用

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貯金するなら口座は生活費と分けるのがおすすめ!その理由とは(2018/10/29掲載)

貯金のポイントは貯金口座を2つに分けること

毎月の予算どおりに生活ができることはまれで、突然お金が必要になるケースはたびたび起こり得ること。まずはこの現実を受け入れて、そのための対策をしましょう。おすすめは、月々貯金に回せるお金を、2つの口座に分ける方法です。

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スムーズな貯金のポイントは貯金口座を2つに分けること。そのメリットとは?(2018/11/11掲載)

銀行の積立預金はもっともお手軽な貯金先

今勤めている会社に、社内預金も財形貯蓄もないという人は、銀行の積立預金を利用しましょう。誰にでも利用できるという点では、もっとも一般的な貯金先です。

銀行の口座で積立預金を利用する場合、次の2点に注意してはじめてみてください。

1つ目は、預け入れ金の引き落としは給料の口座から行うこと。給料口座以外からの引き落としにすると、毎月お金を振り込む手間がかかります。積み立てはできるだけ自動的に行われるようにしましょう。

2つ目は、引き落とし日を給料日の直後に設定することです。こうすることで、引き落とし日に口座にお金がないという事態を避けることができますし、先にお金が引かれる分、無駄遣いも減らせます。

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どこに貯めればいい?積立貯金におすすめの口座3選(2018/10/31掲載)

自分にあった貯金方法をみつけて実践してみよう

貯金には節約方法から口座の活用方法までさまざまな方法があります。なんのために、いくら貯金するのかというゴールを決め、まずはすぐに実践できそうなことからはじめてみましょう。

文・fuelle編集部/fuelle

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